ローリング・ストーンズの「山羊の頭のスープ」から未発表曲がリリースされ、ジミー・ペイジがギターで参加した「Scarlet」が公開されている。ストーンズにペイジが参加したことがあったなんて今頃初めて知った。しみじみこのご機嫌なサウンドを聴く今日この頃…。
「一人称単数」村上春樹
新聞か何かの広告で村上春樹の新刊が出たと知り、早速本屋さんに行って買ってきた。新作の長編小説ならテレビとかでも大々的に取り上げられるが、我が家にはテレビはないし、今回は短編小説なので、それほど話題にならなかったらしい。刊行されてから知ったのである。でも、村上春樹は、氏の短編集はむしろ長編小説より評判が良く、僕もそう思う。
最初はストロークスの新作を、その後はスティーブ・ウィンウッドの比較的最近のアルバム2作を聴きながら読み終えた。素直にどの作品も良かった。特にウィズ・ザ・ビートルズ、ヤクルトスワローズ詩集、品川猿の告白の3作が良かった。
ついでに文庫化された前作の短編集も買ってきた。個人的に広く人に勧めるなら今回の短編集が良いと思うが、この前作「女のいない男たち」も面白かった。全編淡々と楽しめる内容だった。久しぶりに読んでみよう。
いつも氏のロック、ポップス、ジャズからクラシックまで音楽の知識には舌を巻く。僕はジャズやクラシックはさっぱり教養がないので、押入れから「With The Beatles」を引っ張り出して聴くことにする。
スカイライン ミュージアム
自宅の近く岡谷市にスカイラインミュージアムなんて施設があるなんて知らなかった。そういや、スカイラインの名前の由来は確かプリンスの社内旅行で八ヶ岳の”稜線”があまりに美しかったところから開発中の新型車に命名したらしい。そういう意味で、真正面に八ヶ岳全景が拝めるこの地はふさわしいのかもしれない。
スカイライン、個人的には名車R32型からクルマに興味を持ち出した時期だったので、それ以降しか基本的に興味が無いし、そもそもスカイライン自体に特別思い入れはない。でも、やはり日産を、日本を代表する名車であるのは間違いないし、特にR32型の頃の日産は何もかも素晴らしい時代だったな。
スカイラインで最も名車と名高いのはやはりこのR32型ではないだろうか。GT-Rはもちろん、普通のクーペもセダンも格別にかっこいい。
やっぱりスカイラインはこの丸テールランプ
無敵を誇ったレース仕様。
当時このR33型が発表された時はこの膨らんだ重くなったボディに自分も含めて皆ががっかりした。でも今見ると全然有りだと思う。まさにデザインも性能も余裕を感じさせるグランドツーリングという意味では歴代最高なのかも。そしてこのワインレッドも最高だ。
前作の反省からか、ストイックにダイエットしすぎて、剛性ガッチガチの細マッチョになった。そしてこれである意味スカイラインの終焉となった。
リアデザインも戦闘力むき出し。今でも十分通用するスペックなんだろうな。
初代ハコスカGT-R この頃のクラシックな時代はよく知らないし興味は無い。
Flaming Pie アーカイブコレクション
今月末に発売されるポールのアーカイブ・コレクションはフレミングパイ。1997年に発売されたポール10作目のソロ作は当時最高傑作としてヒットし、今でもポールの最高のソロ作として挙げる人もいるほど。最高仕様の5CD/2DVD/4LP仕様はなんと13万円らしい。さすがにこれは買えないが、マニアは喜びそうだ。
確かに、間違いなく良質なアルバム。シンプルでノリの良いロックから、ポールらしいメロディアスなバラード。プロデュースはジョージ・マーティンとジェフ・リン。そしてゲストにリンゴ・スターが歯切れのよいドラムを叩いている。
そのリンゴ・スターは今月7日に80歳の誕生日を迎える。すごい、そしていつまでも若いな。また、ポールと一緒に元気なアルバムを作ってほしい。