
久しぶりとなるスターウォーズの映画「マンダロリアン アンド グローグー」を見に行ってきた。生みの親ジョージ・ルーカスがスターウォーズというコンテンツを手放し、ディズニーに移ってから、いわゆるサブスクのネット配信でさまざまな作品が作られ賛否両論となっている。映画はエピソード7~9が酷評で、個人的に私もあれは無かったことにしてもらいたいほど、酷いストーリーだった。他のいわゆるスピンオフの作品も興行的に振るわなかったりで、映画はリスクが大きいということか、最近はもっぱらネット配信だけになっていた。しかし、このマンダロリアンという作品はなかなか評判よろしいようで、映画化のゴーサインが出たということなのだろう。
私はそもそもディズニーのサブスクには一度も契約せず、最近のスターウォーズは全く追いかけていないので、最初マンダロリアンの話題になったときは、古いスターウォーズファンの私はてっきりボバ・フェットの話だと思っていた。そして、赤ちゃんみたいなヨーダは一体何だ?という有様だった。YouTubeで散見される映像やネットの情報などで、なんとなく予習しつつ、今回の映画となった。
さて、感想はというと、難しいストーリーには一切触れずに、スターウォーズを見たこともない人でも楽しめるアクションと映像作品だった。マンダロリアンとは、そしてグローグーとの関係、いきさつとは?という根本的なストーリーの描写は全く無く、ひたすらマンダロリアンのかっこいい迫力のアクション、そしてグローグーのコミカルで可愛いアクションの連続。
YouTubeなどで見ていると最近のスターウォーズはマーベルコミックスのような映画化になってきているなと思っていたが、この映画ももはやそんな感じだった。そもそも生みの親ジョージ・ルーカスですら、後半手がけた自身のスターウォーズ作品でファンから批判され、嫌気がさしてディズニーに売ってしまったスターウォーズ。その後の他の監督や脚本によるスターウォーズもそれ以上にコアなファンから反感を買ってしまって、今で言う炎上の嵐となってしまった。もう誰がやっても納得できるストーリーやキャラの設定というのは不可能なのかもしれない。
今回のマンダロリアン&グローグーの映画は、もはやシリアスなストーリーに基づいた映画作りは不可能なので、あくまでアクションと映像だけに割り切った内容となっていて、それはそれで楽しめた。逆に、今回楽しめたから、より深くストーリーを知りたいという人はディズニーチャンネルのサブスクに加入してね、ということなのだろう。あえて一切ストーリーに触れなかったのは、さすが商売上手なディズニー様ということか。
ストーリーということで、ただ一つ、元々のスターウォーズは宇宙版ゴッドファーザーで、父と子の物語が根本にあった。今回もマンダロリアンとグローグーも父と子の関係とも言える内容で、そういう意味でスターウォーズの根っこはちゃんと張っているのだなと、見てから感じたところである。