「一人称単数」村上春樹

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新聞か何かの広告で村上春樹の新刊が出たと知り、早速本屋さんに行って買ってきた。新作の長編小説ならテレビとかでも大々的に取り上げられるが、我が家にはテレビはないし、今回は短編小説なので、それほど話題にならなかったらしい。刊行されてから知ったのである。でも、村上春樹は、氏の短編集はむしろ長編小説より評判が良く、僕もそう思う。

最初はストロークスの新作を、その後はスティーブ・ウィンウッドの比較的最近のアルバム2作を聴きながら読み終えた。素直にどの作品も良かった。特にウィズ・ザ・ビートルズヤクルトスワローズ詩集、品川猿の告白の3作が良かった。

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ついでに文庫化された前作の短編集も買ってきた。個人的に広く人に勧めるなら今回の短編集が良いと思うが、この前作「女のいない男たち」も面白かった。全編淡々と楽しめる内容だった。久しぶりに読んでみよう。

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いつも氏のロック、ポップス、ジャズからクラシックまで音楽の知識には舌を巻く。僕はジャズやクラシックはさっぱり教養がないので、押入れから「With The Beatles」を引っ張り出して聴くことにする。