R.I.P トム・ペティ

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突然の訃報。驚くべきことだけど、この業界(ミュージシャン)ではよくあることなので、それほどショックではなかった。でも、悲しく残念なのは間違いない。東のボス(ブルース・スプリングスティーン)、西のトム・ペティと称されるほどの、アメリカでは超有名にして大御所ミュージシャン。いや、トム・ペティ&ハードブレイカーズという名のバンドとしての方が有名なのかもしれない。

でも、日本では驚くくらい無名。例えるなら、イギリスで言うところのTHE WHOの如く。いや、それ以上だな。僕自身もそんな無知で愚かな(言い過ぎだけど)日本で生まれた日本人なので、彼を知ったのは僕の音楽人生ではそれほど古くなかった。思い起こせばたしかBSの音楽チャンネルでの彼のライブ映像だったと思う。歯切れの良い彼の代表曲の一つ「American Girl」。それから彼の音楽を聴くようになって、素直にその歯切れの良く乾いたアメリカ西海岸のロックにハマっていった。個人的に、東のブルース・スプリングスティーンはどうも重くて汗臭くて自分には馴染めなかったから。

アメリカ大好きな日本人なのに、こんなアメリカの有名人を知らないなんて、長年ずっともどかしく思っていた。どうしたら自国民の日本人に知ってもらえるだろう。みんな大好きなBon Joviトム・ペティから影響受けたんだぞ!て叫ぶか、それとも来日公演してくれたらいいのに(ボブ・ディランの絡みで来日はしているけど)…、でも元からこんな無名じゃなかなか来てくれないのも仕方ないな…そんなくだらないことを考えながら。自分が熱心に信仰する宗教の礼拝に他人を勧誘するようなものと同じか(笑) 。
そうこうしている内に、突然逝ってしまった。今のところ死因はよく分からない。ジミヘンやジャニスのように、ジェリー・ガルシアのように、謎に包まれた突然の死。すばらしい、大物ミュージシャンらしいじゃないか。
このブログはもちろん彼のベスト盤を聴きながら綴っている。最後は、個人的に彼の作品で一番好きな「Mary Jane's Last Dance」を聴いて締めることにする。

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