ZTE BLADE V8 レビュー (2018年2月 追記)

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スマホをZTEのBlade V8へ機種変更。というのも、2ヶ月前に購入したばかりのモトローラmoto G5plusを落としてディスプレイを割ってしまった。使い続けようとするも割れたガラスの破片が指に刺さって、使用し続けるのは不可能と判断。
買い替えはいろいろ考えたが、G5plusを購入する時も比較検討したデュアルレンズカメラ搭載が面白そうなBladeV8に決めた。同じデュアルレンズのHuaweiのP10やP9の方が圧倒的に性能が良いし、novaやP10liteの方が安くて絶対お得なのは分かっていたが、他の人とは違うのを好む性分でZTEへ。もともとAXONとか格好良くて性能も良さげで、メーカー自体の印象は悪くなかった。

前機種G5plusとの比較も含めてBladeV8のレビューをしてみる。

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アマゾンから届いた。箱がかっこいい。購入額¥34154也。つい2ヶ月前のG5plusも同じくらいで購入した。痛すぎる出費…(-_-;)

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開封の儀 上のメガネみたいなのはスマホで3Dで撮った画像を見るためのもの。

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付属品はSIMトレイを取り出すピンと、充電器、ケーブルなど最小限。スタートガイドも最小限の内容。Huaweiみたいにケースは無し。残念。

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nanoSIM×2の仕様。SDカードを入れるとSIMは1枚しか挿入できない。

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電源投入!

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FHDの液晶ディスプレイ。思ったよりきれい。いや、かなりきれい。個人的にHDでも充分だと思っているくらいなので、エクスペリアやギャラクシーのように4KとかFHD以上の解像度は全く不要だと思うのだが。

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設定を済ます。SIMフリースマホを設定したことがある人なら何も難しくない作業。

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本体サイズは高さ 約148.4mm×幅 約71.5mm×厚さ 約7.9mmとスリムで薄い。重量は141gと軽い(G5はやや重かった)。指紋センサーが前面下部にあるのはGood。これは今時珍しい物理ボタンにもなっていて、やや固めで押し込むとホーム画面に戻ったり、長押しするとgoogleのサービス画面に移動したりする。デザインは良い意味でも悪い意味でも最近SIMフリー機の世界を席巻しているHuaweiスマホそっくり。スタイリッシュだけど、没個性的…。

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左V8、右G5plus。ディスプレイは同じ5.2インチFHD。高さはほぼ同じだが、横幅はG5の方が広い。G5はややベゼル幅が広いため。ディスプレイの綺麗さはどちらも同じくらい。G5はフラットなディスプレイで良かったのだが、V8は最近多い2.5Dガラスとかいう、端が微妙にカーブしたディスプレイのため、市販のフィルムがうまく貼れない。G5は普通のPETフィルム貼っていたのに割れたので、今回V8は専用のガラスフィルムを貼ったが、見ての通りディスプレイの両端より狭いフィルムで、すごく気になる。普通のフラットなディスプレイに戻して欲しいもんだ。

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背面。V8はミッドナイトグレー、G5plusはルナグレーというカラーで、どちらも同じグレーだけど、V8はややブルーがかったグレー、G5はチャコールのようなグレー。どちらも同じアルミ?素材。G5はモトローラのロゴが格好良くて質的にも凝っているけど、周りの縁がキラキラメッキ仕様になっていて、逆に安っぽい。シンプルなV8の方が個人的に好感有り。個人的に背面がメタルだとかガラスだとか、どうでも良い。ていうか、そこにコストかけるより、プラスティック素材にラバーコーティングして滑りにくくして欲しい。最近ほとんどの人が手帳型とかカバー掛けて使っているから、背面の素材とか関係ないような気がするし、僕はカバーは付けない派だけど、メタル仕様だとサラサラして滑りやすくて、ガラスだと落としたら悲惨。

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右側面に音量と電源ボタンがある仕様は同じ。左側V8の方が明らかに薄いのがよく分かる。G5は側面が丸くなっていて、V8の方は両側が斜めにカットされている。V8はメッキ処理がされていないけど、カットされた部分がさり気なく光り、格好良くて質感も良く見える。

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下部の両方の丸い穴がスピーカー。端子はマイクロUSB仕様。タイプCの端子も増えているけど、自分には今持っているマイクロUSBの資産をまだ活かしたいので、これで良い。ヘッドフォン端子は上部。

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G5plusでもそうだったが、指紋センサー部をスライドさせることで、「戻る」や「履歴」機能があって、画面を広く使えた。今回V8もLEDブルーに光る部分が「戻る」、「履歴」ボタンになっていて(設定で左右を好みで変えられる)、画面内にボタンを表示させず広く使えるのがすごく良いと思う。

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全機種G5plusは2.0GHZのオクタコアでRAM4GB、ミドルから上よりの性能だったので、今回のV8はミドルから下あたりになるのかな。自分はゲームとか一切しないので、このくらいでも問題なし。バッテリーは2700mAh。

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今回の目玉、背面のデュアルレンズ。1300万画素と200万画素。フロントのカメラも1300万画素と、カメラには力が入っているモデル。

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カメラを起動したら、デュアルカメラモードにして、ボケを選択。

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後ろのテレビにピントを合わせて撮影。

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ギャラリーから画像のピントを変更。手前の箱にリフォーカス。F値を変更してボケ具合も変えられる。この機種の必殺技。これが使えるのはデュアルカメラモードで撮った場合のみ。通常のカメラ撮影だと後からこのような変更はできない。でも、デュアルカメラモードはマニュアルモードで撮影できず、明るさすら変更できないので(ピントを合わせてシャッターを押すだけ)、まずもってきれいな写真をとりずらいのが難点だ。F値を低くしすぎるとボケ方が不自然なので、やはりそこは普通の一眼レフカメラとは違う。また、暗い場所には弱い気がする。
でもうまく調整すればなかなか自然なボケ方の画像が取れるし、フェイスブックやインスタにアップするに充分の画像で、けっこう遊べるしこれは有りだと思う。他の画像や作例は後ほど。

[まとめ]
良いところ
○薄くて軽い。
○メタルな質感が良い。
○不要なプリインストールソフトが少ない(G5より多いけど、アンインストールできるのが多い)
○FHDの画面がきれい
atokとか使ってきたけど、意外とWnnの文字入力が賢くて使いやすい。
○デュアルレンズカメラが面白い(画質はG5plusより劣る)
○ホームや戻るボタンが画面外にあり、画面が広く使える

○値段が安くコスパが良い。1万円台で買える(2018年2月現在)

悪いところ(G5plusと比べて)
☓バッテリーの容量が少なめ。最近の同じ5.2インチのスマホは3000mAhが多いので、V8の2700mAhは心もとない。電源のアプリ管理でうまく設定すればそこそこ持つが、何もしないと減りがすごく早いので注意。

☓急速充電に非対応。充電に時間がかかる。
☓本体の発熱が気になる。G5はほとんど発熱しなかったけど、V8はスペック的に余裕が無いのか、充電中やアプリによっては発熱が気になる。ちゃんと放熱していると思えば良いのだが。

 

以下、カメラの作例。前機種G5plusの性能の良い明るいレンズには画質でかなわないけど、やはりデュアルレンズが楽しい。

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手前の狛犬にフォーカス

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後ろの鳥居にリフォーカス

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奥の龍にフォーカス

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手前の柄杓にリフォーカス

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暗い室内は苦手

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奥のギターにリフォーカス。これはやり過ぎで不自然な例。