山口湯巡りの旅 「長門湯本温泉」

Yumoto

このGW明けの土日を利用して山口県まで湯巡りの旅をしてきた。
GWも長野県の昼神温泉と石川県の山中温泉と行ってきたので、今月は温泉三昧だ。
広島市で宿を取り、マツダ・デミオのレンタカーを借り、ETC休日割引を利用して山口県に向かった。子供の頃に秋吉台へ修学旅行に行って以来の山口県。最初の目的地はずっと行ってみたかった長門湯本温泉。有名なのは音信川沿いにある公衆浴場「恩湯」。”おんとう”と呼ぶこの浴場はこの湯本温泉の元湯であり、特に夜は上部の”湯本温泉”の文字がネオンで光る写真がよく知られている。この恩湯の上にもう一つ「礼湯」という公衆浴場がある。
さて、この恩湯、いかにも昔ながらの公衆浴場といった感じだ。掛け流しされた湯はすばらしく柔らかい。ややぬるめの湯は肌にやさしく、臭いもなんだか甘く感じられる。地元のご老人方が何人か入っておられたが、ぬるいお湯のおかげで世間話しながら長湯しておられた。このぬるさと優しくやわらかい肌触りはずっと入っていられる。GW明けで、昼前の時間帯でお客が少なくて良かった。お客が多いとタダでさえ広くない内湯はさらに長湯で人でいっぱいになってしまうだろう。空いていてラッキーだった。川には鯉のぼりがたくさん飾られ、その後ろには風情ある恩湯が。公衆浴場を中心に川沿いには集落が形成され、その周りに大きなホテルが点在していた。
このぬるめの柔らかいお湯は忘れられない。また山口に来たら必ずここに足を運びたいと思った。