ブレードランナー ブルーレイ盤

Br

ブレードランナー。1982年封切りとかなり古いが、当時としては卓越した未来的映像なSF映画が知る人ぞ知るマニアにカルト的な人気を博する映画だ。封切り当時はSF映画を標榜した作品のわりに観客が期待するスターウォーズ的な派手な描写がなく陰鬱で陰湿な作品で、また同時期に公開された大ヒット映画「E.T」のせいで興行はいまいちだった。
しかし、マニアはそのすばらしい近未来映像描写とストーリーのすばらしさに魅了され、今ではある意味ひとつの金字塔として評価されている。
私もその作品の評判に触れ、DVDで初めてブレードランナーのすばらしさを堪能した。あの陰鬱な映画はある意味とても現実的な近未来描写でとても納得できる良さがあった。
今回、アマゾンでブルーレイ盤が¥2800と中古ソフト並のお買い得な価格で出ていたので、購入して見てみた。はっきり言って、驚愕の映像美だ。アマゾンのレビュー評価にもあるように、20年以上も前とは到底信じられない大変美しい映像でびっくりした。あの当時でもかなり機材をおごって撮影されたのだろう。そして、ブルーレイとは言え、その最新のソフトに合せたデジタルリマスター作業にかなりの労力を要したのだろう。
ハリソン・フォード演じる主人公デッカード。美しいショーン・ヤング、アンドロイド役のルドガー・ハウアー、ダリル・ハンナ…登場人物はどれも重要で個性的な演技ですばらしい。その粒ぞろいの役者がすばらしい脚本に載って作品が成り立つ。
スターウォーズハン・ソロとは対照的なハリソン・フォードデッカードがそれはそれはすばらしい。スターウォーズがすばらしいからこそ、このブレードランナーのすばらしさがある。
この作品はじっくり何度も見直す価値がある。このブルーレイの美しさは名作ブレードランナーをより際立たせるソフトである。