新型レガシィのCMにロバート・デ・ニーロ

Subaru
新型レガシィのCMが始まった。今日初めて見たのだが、5代目レガシィは超大御所ロバート・デ・ニーロだった。まだ目元だけしか映っていなかったが、これから徐々に披露されていくのだろう。目元だけしか映っていないのに、すぐにデ・ニーロと分かるのはさすがだ。あの”眼力”というか、存在感はすごい。やはり野暮なことを考えてしまうが、スバルはどのくらいのギャラをデ・ニーロに払ったのだろうか。いずれにしろ、相変わらずスバルのレガシィに懸ける意気込みはすごい。レガシィは歴代いろいろな海外の有名人をCMに起用してきた。私が覚えている範囲では、ブルース・ウィルスケヴィン・コスナーロッド・スチュワート…、など、スバルのような屋台骨で大丈夫なのかと余計な心配をしてしまうほどの高額ギャラが必要な有名人ばかりをCM起用している。今回のデ・ニーロはまさに極みのようだ。
今回のレガシィで5代目だ。先日もこのブログで「レガシィが死ぬ日」と題して思うことをつづったが、北米市場を意識した肥大化したボディ、アクの強い大味なデザイン・・・・まるでアメ車だ。私の中では、やはりスバルが生んだ5ナンバープレミアムカーであるレガシィはとっくに死んでしまっている。清少納言枕草子、唯一日本メーカーで日本古来の言葉を冠したスバルというブランド名、そしてそのスバルから日本自動車工業界初めて最も日本に適した日本的プレミアムカーであるレガシィはすっかり過去のモノになってしまった。
今度のレガシィもスバルらしいバカまじめに作られた極めて高性能なクルマだろう。ボディがまたさらに大きくなり、性能アップも比例しているだろう。遅まきながらもやっとスバルらしい高性能なCVTも搭載された。しかし・・・、アメリカ向けにアメ車と化したレガシィにもはや日本に生きる道はない。なんか、デ・ニーロを見ているとなるほどレガシィの進化や歩んでいた道にかぶらない気もしないが、もちろん、デ・ニーロは落ちぶれていないし、今も昔も私は大ファンだ。一方レガシィはと言うと・・・、ほんとにボディをでかくして北米市場で今までのモデル以上に売れるようになるのだろうか・・・。