南紀温泉の旅−「町営鶴の湯」

Tcpiyutg 龍神温泉から梅で有名なみなべ町へ南下する。途中国道からまた山手に左折してしばらく行くとあるのが「町営鶴の湯」。かなり分かりにくい場所で、ちょっと秘湯の赴きがある。地元のお年寄りたちが通うような小さな温泉。施設はとても新しくきれいだが、一見すると田舎の立派な和風住宅と言った感じで、通り過ぎてしまいそうなくらい。
玄関を入ると休憩所が正面にあり、入湯料¥500を払い左手の温泉に向かう。ここが変わっているのが、というか欠点なのが内湯と露天風呂が別々になっているところ。つまり、それぞれに脱衣所があり、2つとも入るには一度服を着て移動しなければいけない。
今回こちらの温泉は2回目。かなり小さな温泉施設だが、2度目の訪問となったのは、とてもお湯が良かった印象があったからだ。前回は内湯のみだったので、今回は露天風呂に入った。お風呂自体はすごく小さなもので、せいぜい5人くらいが入ったら満員と言った感じ。洗い場(シャワー)も3人分くらいしかない。露天風呂は周りが日本庭園風にきれいに整備され、周りは見事な紀伊の山々が眺められる。純和風の露天風呂と言った感じ。お湯はめずらしくやや茶褐色の濁り湯を掛流し。湯量はそれほど多くなさそうで、小さな浴槽でひかえめな感じだけど、掛流しの濁り湯はいかにも泉質が濃いと思わされる。湯上りのポカポカ感もすごく長続きして、温泉の良さがストレートに感じられる。
旅の疲れを癒し、道の駅「うめ振興館」でパーキングキャンプ。今夜の夕食は近くのファミマのおでん。そして龍神の道の駅で買った地酒(ワンカップ)。この日は10月にしては暑い夜で、やや寝苦しかった。しかし、しっかり寝て、明日の早朝に向かう湯の峰のために休みをとらねば。