日本の小型車 デミオのデザイン

9pc1jeol マツダデミオのデザインには心底驚かされた。3代目となる現行デミオ。日本の小型車を代表する一台だ。初代が大ヒットした車。3台目ともなると普通ならデザインがだんだんつまらなくなるのが世の常だけど、今回の3台目が一番すばらしい。まさに感嘆のデザインだ。普通はフロントのデザインが良くても、リアのデザインがいまいちだったり、なかなか完璧なものがない。でも、このデミオは今までになかったようなフロントデザイン、躍動感あるシャープなリアデザイン、そのリヤデザインを予告するような斜め上に流れる美しいサイドデザイン。全てにおいてこれほどパーフェクトなデザインは見事と言うほか無い。
マツダは、もともとデザインが良いメーカーだと思う。私が以前乗っていたランティスは今もヨーロッパで多く乗られているほど変わらぬすばらしいデザインだ。そして、ロータリースポーツカーRX-7は日本のスポーツカー史上最もすばらしいデザインだった。日本のスポーツカーや高級車はどうしてもヨーロッパ車と比べて性能で勝ってもデザインで劣ってしまう。そんな中、マツダRX-7だけはヨーロッパのデザイナーも認める極上なデザインだった。他には、ユーノス500はヨーロッパのデザイナーも驚かせるほどの飛び抜けたデザインだった。
僕はマツダが好きだ。元々実家が祖父が中島飛行機に勤めていた以来スバル一筋で、スバル好きだったけど、今ではマツダが好きなくらいだ。かつての愛車ランティスは個性的なデザインの小型なボディにやや余裕ある1800ccのエンジンを積んで、十分なパワーに良好な燃費(リッター約13km)。FFながらすばらしいハンドリングと当時では珍しいボディ剛性で車好きには評価の高い車だ。いかにもヨーロッパ人が好みそうな車だ。それ以来、マツダの印象はすこぶる良い。世界の名車ロードスターはもちろん、RX-8も悪くない。MPVやプレマシーのコストパフォーマンスはすばらしい。アテンザも無難でヨーロッパでの実績を見れば悪くないわけがない。それなのに、どれもすごくお値段がお得なのがすごい。
話をデミオに戻すが、さらに今回のデミオのすごいのはデザインだけでなく、どれも肥大化していく国産車の中、ダウンサイジングと軽量化をしたのが評価に値する。もはや小型車とは言え無い日本の小型車。実際に先代デミオは昔のクラウン並に大きくて、実際は小型車とは言えなかったが、今回のデミオで小さくなり、価値が増した。また、ミラーサイクルエンジンの復活はマツダファンやメカ好きにはうれしい。
ライバルに比べ性能的にやや劣っていたが、燃費もリッター23kmとライバルの水準に達した。マツダの弱点のひとつだったミッションもCVTを搭載して、ネガは無くなった。
今はデミオは僕の理想で最高の車のひとつだ。
それにしても、デミオをはじめ、今の日本車の小型車はすごい。一番のベストセラーのフィットの性能はモデルチェンジして相変わらずすごい。小型車クラスでは一番デザイン的につまらないが、悪くないし、機能美あふれる。王者トヨタヴィッツは初代があまりに偉大な内外装の革新的デザインだったから、2代目はさすがに落ちるが、それでもすばらしいデザインでまとめている。日産のおなじみマーチ、ヨーロッパでもマイクラでおなじみの愛らしいデザインは健在だ。自動車評論家や車好きの度肝を抜かせたスズキの突然変異?なスイフトヨーロッパ車に対抗できる性能と、それに負けないデザインは今でも驚かされる。三菱のコルトは売れていないが、本来はもっと売れてもいい良くできた車だ。
ほんとうに今の日本の小型車はどれを選んでも損はない最高のラインナップだ。これほどの性能でデザインで、そして価格。ヨーロッパの車は全て日本の車の足下にも及ばないと思う。小型車だけでなく、先日発表された日産GT-Rランエボインプレッサ、そしてレクサスなど高級車も日本の車は世界一だ。メルセデスやヨーロッパの車は総合的に日本車には全然かなわない(ディーゼルエンジンの分野を除く)。絶対的な性能はヨーロッパ車にすばらしいのがあるが、これほどの高性能な車をこれほど安く提供できる日本車メーカーはダントツですばらしい。
トヨタGMを抜いていよいよ生産台数で世界一となった。実質販売台数でも世界一。名実共に世界一の自動車会社となった。当然のことだ。
高級車や高性能スポーツカーでは歴史あるブランドなヨーロッパ車には販売の面でどうしてもかなわないが、ボディもエンジンも限られた小ささの小型車をうまく作る日本の自動車作りは真の実力を示すものだと思う。何でも大きくすればデザインの自由度も増すし、性能も何だって高性能に作れる。でも、価格面で厳しさを求められ、また、小ささを求められるが故にデザインも排気量も制限ある小型普及車をこれほどすばらしく仕立てられる日本の自動車会社は何度も言うがダントツ世界一だ。今までヨーロッパ車に負けていたデザインも、今回のデミオヴィッツなど、ヨーロッパ勢に遜色なくなっている。唯一、日本の社会情勢でディーゼルエンジンが遅れているのが弱点だと言える。例えば、今回取り上げたデミオにガソリンのミラーサイクルエンジンだけでなく、ヨーロッパ車勢に対抗できる省燃費でトルクあるパワフルな小型ディーゼルエンジンが搭載されれば、まさに日本の車はパーフェクトだ。
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