金泉 銀泉 有馬温泉

Kinnoyu

やっと有馬温泉に行くことができた。車で中国や四国、信州まで遠く温泉に出掛けているくせに、同じ近畿の近場の有馬温泉には行ったことがなかった。三名泉、三古湯・・・これほど歴史上名が上がる温泉地は日本で有馬温泉が一番ではないだろうか。

太閤秀吉が好んで訪れたという有馬温泉。神戸から近いとはいえ、思ったより険しい山をバスで超えて、山間の急坂に固まっている温泉街なのは意外だった。車で来なくて良かったと思うくらいだ。

有馬で有名なのはやはり金泉と呼ばれる独特な茶褐色の高温泉。”含鉄ナトリウム塩化物強塩高温泉”というのはあまり聞いたことがない。また、炭酸泉の銀泉もかなり成分が濃い。数ある温泉の成分で硫黄泉と酸性泉以外の成分を全て含んでいるというのは世界的にもまれな非常に成分が豊富な温泉が有馬の特長だそうだ。

30度を軽く超える灼熱の夏場に温泉地に訪れる客は少ないだろうと思っていたが、甘かった。恐ろしいほどの観光客。ここ有馬温泉という観光地は別格のようだ。銀泉も金泉も昼間から多くの入浴客。

しかし、それぞれ有馬の湯を堪能することができた。やはり金泉の独特な色と味は印象深い。有馬でしか体験できないお湯だ。

これで、道後、白浜、有馬の日本三古湯を制覇できた。あとは草津温泉。日本で最も巨大な温泉地。草津に行けば下呂と有馬で日本三名泉も制覇できる。さっそく草津温泉の旅の計画を立てねば。やはり群馬は遠い。原油高騰はしばらく続きそうだから、やはり格安のバス旅行にしようか。