寸又峡温泉~川根

Sumataspa

3連休の最後は静岡県の寸又峡に出掛けた。お目当ては”美女づくりの湯”と呼ばれる泉質が良いと評判の寸又峡温泉だ。川根茶で有名な川根町、川根本町と抜け、南アルプスの玄関口にあたる。SLとアプト式で全国の鉄道マニアにおなじみの”大井川鉄道”を平行して国道1号線から国道473号線を北上する。千頭を過ぎると道幅がクルマ1台分しかない細い山道をくねくね行きながらたどり付くと寸又峡。1~2時間のハイキングコースがあり、途中エメラルドブルーの神秘的なダムとスリルある吊り橋が実に見事だ。大自然を満喫し、一汗かいた後にちょうど良いのが町営寸又峡温泉「美女づくりの湯」。料金は¥400。3km上流から引湯した単純硫黄泉に、加温と循環をしてあるが、美女づくりというだけあり、すばらしくヌルヌルしたアルカリ湯と、いかにもと言った硫化水素臭の硫黄泉は極上の山の出湯を演出している。まさにこれぞ温泉と言った感じだ。

手前の川根町の道の駅には川根温泉もある。こちらもいつも客でいっぱいの有名な温泉で、豊富な湯量で加温も無し、加水も無し、完全な掛け流しの恵まれた湯を堪能できる。おまけに大井川鉄道のSLを露天風呂から見ることができる。

静岡県と言えば浜名湖や富士山だが、この川根から寸又峡にかけて大井川沿いは鉄道好きや温泉好きにはたまらないとても魅力的な場所だ。