琥珀の贅沢

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毎年この時期はヱビスビールの限定「琥珀エビス」が楽しみだ。今年は缶デザインもシンプルに変わったが、味は相変わらずおいしい。私は例えばブラウンエールや、ハイネケンのダークなど、この手のビールが大好きだ。琥珀色の濃い味は特にこの時期はうまい。鍋などにもぴったりだと思う。

そんな中、サントリーが庶民の味方、第3のビールのジャンルで琥珀色のビールを出してきた。その名も「琥珀の贅沢」。こちらも冬季限定となっている。速攻買って飲んでみた。缶デザインと言い、そのネーミングと言い、琥珀エビスのパクリなのだが、これがけっこう見た目も味もしっかり”琥珀”している。第3のビールの物足りなさ、あと一歩さは後味でそれなりに感じられるが、重厚なのどごしと琥珀ビール独特の焦げたような苦みが第3のビールのジャンルにしてはよく演出されている。この値段でこの味なら立派だと思う。

最近のサントリーはこのジャンルでリリースされたいくつかの銘柄には個人的にはがっかりして満足できなかったが、この「琥珀の贅沢」は本家の琥珀エビスをよく勉強したのか?、おいしかった。

よかったので、また近くのスーパーに1ダース買いに行った。しばらく我が家の酒専用冷蔵庫にはこの安価な「琥珀の贅沢」が8割、そして高価な「琥珀エビス」が2割の割合で占有することになりそうだ。