麦とホップ The Gold薫るコク

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麦とホップもいろんな銘柄や限定モノが乱立していてもはや何が何だか分からないが、こちらも期間限定のようだ。未だに買い込んである麦とホップの赤は普段飲みの一番のお気に入り。第3のジャンルでダントツに美味しくて安定度も高い。この新作も”薫るコク”という意味はいまいち俺の舌と喉では意味不明だったけどw、普通のビールに迫るうまさというか、違和感の無さはサッポロのレベルの高さがよく出ている。

黒ヒゲ リッチブレンド

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おなじみ、ニッカの黒ヒゲことブラックにリッチブレンドという新製品が6月2日にリリースされたので、さっそく買って飲んでみた。ブラックは今まで飲んでがっかりしたワースト1と言ってもいいくらい、あまりに薄くてすっきりしすぎて自分の好みに合わなかった。こりゃ単なるハイボール要員なんだなと。
NHKの朝ドラ「まっさん」以来勢いのあるニッカが、そんなクリアなブラックに濃厚バージョンを出したというので、濃いウイスキー好きな自分には普段飲みの主役を期待して即効ゲットした次第だ。

グラスに注いで鼻を近づけるとツンとピートの香りが。一口飲むとまろやかで、たしかに従来のブラックのクリアとは違った濃さがある。しかし、余韻は一切無い。同じく余韻はあまりないけど、まよやかさがすばらしいハイニッカと比べると…、なかなか難しい。悩みどころだ。若干だけど、ハイニッカの方が¥100程お安い。庶民の普段飲みウイスキーはこの¥100単位で繰り広げられる味の少しの差が重要だ。果たして…。        

「Strathglen」ストラスグレン

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スコッチのブレンデッドを切らしたので、仕入れに行ってきた。スコッチも相変わらず値上がりばかりで、スタンダードな銘柄でも野口英世さん1人でも買えなくなってきている。そんな中、1人でも買える中から選んだのがこのストラスグレン。スモーキーで芳醇という売り場の解説で決めた。確かにまよやかで、味はそれほどでも無いけどスモーキーな香りがなかなかこのお値段の割に充分だと思った。例えばバランタインのような複雑さはないけど、このまろやかさなら毎日飲むのは飽きがこなくて良いと思う。

B.B.キング

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偉大なブルースの父、BBキングが亡くなった。フレディ・キング、アルバート・キング、そしてBBキング。3大キングの名はよく覚えたもんだ。存命だった最後のキングで、そして最大ともいえるB.B。自分はその名や音楽は間接的に聴いてはいたけど、直接BBキングのブルースにどっぷり浸ったのはやはりクラプトンとの競作「Riding with the King」だったと思う。

彼を師と慕う、そしてまるで父としても慕うかのようなクラプトンの無邪気で楽しそうな演奏は今でも印象的だし、一方のキングも余裕の演奏ながら若く才能あふれるクラプトンという後輩から刺激を受けているような印象でもあった。

いつかくることではあるが、あまりに偉大なブルースマンがこの世を去った。

ポール リベンジ来日公演 Out There Japan Tour2015

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この記事を書いている時、ちょうど武道館コンサートの真っ最中なのだ。友人がこの歴史的なコンサートに参戦しているので、LINEで実況中継してもらっている。テンションが上がる。

自分は21日の大阪公演に参加した。並ぶのは嫌いなので、前回は手に入れなかったパンフレットは、やはり今回欲しかったので、グッツ売り場で並んでゲットできた。パンフレットだけは専用ブースで売って欲しいと思うのは自分だけじゃないはずだ。Tシャツとかそういう類のグッツはあまり感心ないというか、あまりにぼったくり価格に興ざめするというのが正確なところ。

さて、肝心のコンサートの内容は、セットリストとかは各方面で情報が出ている通りで、1曲目が前回の「Eight Days Week」から「Magical Mystery Tour」に。同じ曲ならずっこけるところだ。しかし、その他は基本的に前回のコンサートとほぼ同じ内容。ゲームとタイアップした新曲があったけど、特筆するべきものはなかった。まぁ、ツアー名が2年前と変わってないのだから、基本セットリストもそれほど大きく変わらないのは仕方ない。

ポールのサービス精神(日本語とか、おちゃらけぶりとか)は前回と変わらず健在。ただ、厳密に言うと若干前回より声量が落ちたかなという印象、ほんとに僅かながらだけど。それでも、今回も2時間半ぶっ続けで水も飲まない驚異的なパワーはやはり凄い。今回もまたこれが最後じゃ無いかもと思ってしまった。

The Who 「Live at Leeds」

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今夜のFMcocoloマーキーミュージックモードでThe Whoの特集をやっていたので、すっかりテンションが上がり、家に帰ってからライブ・アット・リーズのデラックス・エディションをひっぱり出して聴いている。もう何年前になるだろうか。最初で最後だった夏フェス、ロック・オデッセイで初めて彼らを生で体験し、その後比較的早く単独来日公演を果たしてくれた。やっぱり、ライブでの爆音でギネス級の彼らの音圧はすごかったと、今でも忘れられない。

彼らはライブでのパフォーマンスがやはりすごい。こればかりはビートルズストーンズでも到底かなわない。そんな彼らのライブ盤で有名なのがやはりこのリーズ大学でのコンサートだろう。ライブ盤という区切りを省いても歴史的な名盤だ。タウンゼント、エントウィッスル、ムーンのエモーショナルな演奏がやはりすごい。特にキース・ムーンの破壊的なドラムは、なんというか、その強大すぎる才能によって、長生きできないなとつくづく感じさせられるものだ。

David Bowie 「Five Years」

David Bowie - Five Years Live on Old Grey Whistle Test 1972
YouTube: David Bowie - Five Years Live on Old Grey Whistle Test 1972

ロンドンの主要駅のひとつユーストン駅。リヴァプール行きのインターシティ(日本でいう新幹線)に乗るために駅構内のベンチで座っていたら、反対側のベンチで座っていた男がまるで日本でなら銭湯で気分が良くなったおっさんが演歌を歌うかのように、この曲を口ずさんでいた。歴史的名盤「Ziggy Stardust」の最初を飾る曲。

I heard telephones, opera house, favorite melodies
I saw boys, toys electric irons and T.V.'s
My brain hurt like a warehouse, it had no room to spare
I had to cram so many things to store everything in there
And all the fat-skinny people, and all the tall-short people
And all the nobody people, and all the somebody people
I never thought I'd need so many people.

空で歌えるほど覚えていたので、僕も反対側のベンチで、彼に合わせて口ずさんだ。日本での演歌は、彼の国ではロックなんだな。