ONKYO A-701XD

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長らく入院中だった私の愛機がやっと戻ってきた。ONKYOのプリメインアンプA-701XD。症状は光入力端子(OPTICAL端子)の接触不良。単純に光ケーブルを入れたままアンプ本体を動かした事により、端子に無理な力が加わり、内部で接触不良を起こしたものだった。しばらく直さないままで通常のCDのアナログ端子で使用していたのだが、やはりこのアンプはDAコンバーター内臓で、それを売りにしたアンプだったから、その機能が使えないのはすごく気にかかっていた。もともとオークションで格安で手にいれた一品だが、完動品で箱と説明書、さらにカタログまで付属していて、今考えても涙が出るほどすばらしい落札品だったので、今回多少お金がかかっても入院させることにした。(最近はオークションにしても例えばハードオフにしても、安くて良い品がめっきりなくなってしまった。しかたない、みんなが集まってすっかりすれた状態になってしまった。)しかし、最初Onkyoのサービスセンターに問い合わせたら女性のオペレーターに「20数年前の製品で、部品も有りませんので、対応できません」と一蹴された。ただの接触不良。直るはずなので、直接最寄のOnkyoサービス店に電話をして持ち込み修理していただいた。ちゃんと修理報告書に「光端子.メインアンプ.バリスター交換.ID.VCT調整」と記載があった。詳しくは何のことか分からないが(苦笑)、とにかく幸運にも在庫部品が本社にあり、修理できたそうだ。修理費は1万円と少し。これだけかかってもこいつにはまったく惜しくない。要塞のような大きな漆黒のボディに惜しみなく物量を投入されたバブル期の重量級アンプ。こいつのパワフルな音はロックを余裕を持って鳴らしてくれる。今回本来のデジタルアンプも復活して、久々にCDプレイヤーから送られた赤く鋭い光信号を受け入れ、デジタルな音をダイレクトに増幅してくれる。見事に復活した。感無量。ストレートなデジタルサウンドが強力な持ち前の電源トランスでパワフルに再生される。
ここ数年控えめに振動していたYAMAHAのモニタースピーカーNS-10Mも復活したアンプに触発されて白いコーンウーファーが激しく前後していた。