エリック・クラプトン来日公演2014 大阪城ホール

Clapton

通算20回目の来日公演。70歳で世界ツアーから引退を表明しているクラプトンも今年で69歳。「これが最後の来日コンサートかもしれない。お別れを言いに来た」と自身が表明するほど。往年のベストなリズム隊、ベースのニーザン・イーストとドラムのスティーブ・ガッドを引き連れたのはクラプトンのお別れの特別な計らいなのかもしれない。

撮影隊が入っているという大阪城ホールでコンサートを堪能した。前回とは違い、今回はギターはクラプトン1人で、1ギタリストに徹していた。もちろん、神業のギターソロは終始披露していたけど、今回はキーボードのポール・キャラックとピアノのクリス・ステイトンのソロをフューチャーした構成に。特にキャラックにボーカルをとらせて、クラプトン以上の艶のあるボーカルはすごく良かった。アンコールは一度だけでさらに一曲のみ。それもキャラックのボーカルで。ちょっと拍子抜けしてしまったが、これもクラプトンならではなのだろうか。

前回のコンサートよりかなり淡泊な内容で、クラプトンのボーカルもギターも多少年齢による衰えも感じるところもあったが、個人的にスティーブ・ガットとニーザン・イーストの神のようなリズム隊でのコンサートは初めてだったので、良い経験をさせてもらった。