自宅近くのスポットへ。慣れない撮影で、四苦八苦しながら明るさやフォーカスが決まってきた頃に乱舞のピークが過ぎてるという…orz それでもなかなか多く舞っていて美しかった。
(Canon EOS Kiss X7 / EF-50mm F1.8)
自分が主催する彦根フォトロゲイニングの最中、それに華を添えてくれるかのように上空をブルーインパルスが飛んでくれた。翌日の彦根城築城410年祭の展示飛行に先駆け、前日の土曜日に1時過ぎから20分ほど試験飛行したのだが、お天気も良く大変素晴らしかった。手持ちのカメラがKISS X7とシグマ300mmのレンズで、マニアの方からしたら飛行機を撮るには本体もレンズも全く役不足なのだが、シグマのレンズはフォーカスが決まればテレ端の写りがくっきり素晴らしく、僕のような腕でもそこそこ撮れる。
(Canon EOS Kiss X7 /SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM)
富山県南砺市の利賀村で第4回目となるTOGA天空トレイルラン(ミドル30kmの部)へ参加。快晴で30℃近くになる暑さの中、所々雪渓が残る北陸最奥部の山々を走ってきた。ロードや林道が多いコースだけど、地元のおじいちゃん、おばあちゃんの声援が暖かく、雪深い山で力強く生きるブナの大木がすばらしいトレイルでは、そこで芽吹くたくさんの花との出会いもあって感動。
レース後はこの大会のある意味メインとも言える地元の山の幸満載の後夜祭。前夜祭と違って、レースの心配は要らないから心置きなく飲める、食べる。そして翌日は山菜採りやそば打ち体験などオプションツアーが用意されていて、田舎体験も楽しんだ。
何かとおもてなしが素晴らしく全国的にも評判の高いこの大会。東に行くと同じく神流マウンテンランという大会もあって、僕は2度走らせていただいたが、こちらはプロトレイルランナー鏑木さんが携わる紅葉のふかふかトレイルコースが評判で、前夜祭や民泊体験など「東の神流、西の利賀」と言えるほど。
でも、あくまで個人的な感想だけど、感じたのは神流は年々深刻な過疎化で町全体が少し暗く悲壮感を漂わせていた。群馬県で直線距離で首都圏に近いためか、若い人がほとんど都会に出てしまうようで、実際に神流は日本一過疎化が深刻な町とデータで出ているほど。もちろん、地元の人も外部の人も神流を愛する人はたくさんいるんだけど。
それに対して、利賀はなんだか現地の人達が元気だ。町が醸し出す雰囲気が神流のそれとはかなり違うように感じた。驚いたのは利賀はコンビニはもちろん、酒屋さんや食料品を扱う小さな個人商店すらない。コンビニが無い町は全国にたくさんあっても、観光客だけでなく、地元の人達ですら基本的な食料品や日常品を買えるお店が1軒も無いなんて、戸惑うくらい初めての場所だった。神流よりはるかに陸の孤島感が強くて、豪雪地帯の田舎。実際に高齢化、過疎化は深刻だと思われる。でも子どもたちや若い人も多くて、そして興味深いのは外部からこの村に魅せられて入ってくる若い人もいるそうだ。国際的な芸術祭など行事も年中盛んのようで、村民みなさんが活き活きしていた。
日頃いろんなスタイルで全国をくまなく旅をしているけど、マラソンやトレイルランやロゲイニングなど、走るイベントで訪れるとよりそこの町や村を深く知ることができる。中でも福井、石川、富山、この北陸3県に共通しているのはどこの田舎に行っても大きくて立派な家が建ち並び、庭がきれいに手入れされ、道がきれいに整備され、そして地元の人達が元気で明るく暖かい。物質的にも心も豊かなのはなぜだろう。
市長が開会式でランナー達に「おかえりなさい!」と挨拶してたけど、リピーターのランナーが多く、誰もがまたこの場所に「ただいま!」と言いたくて帰りたいと思える場所。今回利賀という、全国でも屈指のすごい田舎だったけど、良い意味での田舎が満載の村だった。
ローリング・ストーンズ紙によると、映画ゴッドファーザーの役者たちがトライベッカのフィルム・フェスティバルで一同に会した。
誰もがギラギラした演技で、緊張感ある映画はその長尺ぶりを感じさせないくらいの名作だったが、アル・パチーノはなんだか汚い爺になって(笑)、ロバート・デ・ニーロはすっかり丸くなった。でも向かって右側のコニーと左側のケイは今もスリムで美しい。
そして、あの映画では脇役ながらその偉大な存在感が個人的にも大好きだったトム・ヘイゲン演じるロバート・デュバルは、今もなんだか威厳が感じられるな。
また3部作を見たくなった。