昨日はジョージ・ハリスンの命日だった。もう彼が亡くなって３年になるのだろうか。早いものだ。もともとビートルズのメンバーで「クワイエット・ビートル」と呼ばれただけあり、今も彼がひそかにどこかで生きてるような気がする。ジョンとポールという巨大な２人の才能に隠れたジョージだったが、それゆえに彼の魅力がある。ビートルズ後期、ソロ活動と、レノン＆マッカートニーに隠れていたからこそ花開いた才能だろう。
去年に出たジョージを偲ぶ追悼コンサートのDVDはジョージがどれほどすばらしいミュージシャンであったかを改めて感じさせる壮大で最高の追悼コンサートだ。数ある追悼コンサートでもこれほど追悼するミュージシャンを世界にそのすばらしさを感じさせるものはない。普通ではありえない豪華なメンバーが結集し、また最高の演奏を聴かせる。下手な普通のコンサートよりはるかにすばらしい演奏と意義を得ることができる。
今年はジョージ関連の作品や企画盤は出ていないが、去年出たDVDとジョージのソロ作品のボックスセットは当分の間賞味期限は切れないだろう。もちろん、永久保存盤なのだが、どちらもジョージのすべてを語れるすばらしい作品なのだ。
