エリザベス・タウン

Byyjk2cu 大嫌いなおすぎが紹介するCMで知ったキャメロン・クロウ監督の新しい映画「エリザベス・タウン」。最近の映画CMはおすぎが例のせわしないしゃべり方で映画を紹介するCMばかりだけど、ほんとに彼?彼女?が僕は嫌いなのでこの映画の唯一の残念なところだけど、まぁ、それはいいとして、キャメロン・クロウ監督は大好きだ。なぜなら彼の映画で使う音楽は間違いなくすばらしく、そのシーンをより印象深くする選曲なのだ。もともと若い頃にロックのライターをしていたらしく(自伝的映画「あの頃ペニーレインと」をぜひ見て!)、古き良きアメリカンロック、ブリティッシュロックを全編にわたって散りばめられている。映画の重要なシーンを相まって、それらの音楽はまるで宝石のように輝くくらいなのだ。僕自身も彼の映画を通じて一生の宝物として持って行ける数々の名曲に初めて出会い、また、普段既に何気なく聴いていた曲も彼の映画で使われているシーンを見て、原石が宝石に変わるような感じで僕の心に深く刻まれるようになった。
 そんな彼の映画は一般に知られているのがトム・クルーズが主演の映画「ザ・エージェント」、「ヴァニラ・スカイ」などだ。これらの映画もロックに詳しいキャメロン・クロウ監督の絶妙な選曲が良い。
今回の新作映画「エリザベス・タウン」は前者のクルーズ主演の映画にも似た人間ドラマの内容だ。ヴァニラ・スカイほど難解ではないけれど、ザ・エージェントにも似た、それよりより深く感動的な映画のようで、音楽(サントラ)だけでなく、映画自体も楽しめそうだ。音楽はナンシー・ウィルソンを中心に、監督お気に入りのエルトン・ジョントム・ペティの楽曲が際立っている。
映画館で見る映画はSFやアクション大作に限ると決めている僕も、今回はこの「エリザベス・タウン」を見に行こうかなと思っている。
お勧め!!