Evan Williams バーボンウイスキー

3zzibbdc 我が家のバーに新入りがやって来た。ワイルドターキー(スタンダード)に代わる新しいバーボンのEvan Williamsだ。以前フィンランドに滞在していた時に、通っていたパブでキャンペーンをしていたのがこのEvan Williamsだった。店内にたくさんポスターが貼られ、とても印象的だったのがこのバーボンで、次の我が家のバーに鎮座するバーボンの第一候補だったのだ。
飾り気のない男らしいブラックラベルに中身はちょっと濃い目の琥珀色。味はまさにラベルのような男性的なものだ。とろっとした舌触りに、ちょっときつめのアルコールにやや蝋の風味が特徴的だ。しかし、口に運んで舌で転がすとずっしりと重みを感じさせるが、のどの奥に送り込むとすっきりな後味なのがおもしろい。甘味はない。最初はかなり攻撃的で、後はすっきり。まさに男のバーボンと言った感じだ。お好きならどうぞ。嫌いなら飲まなくてけっこう。戦地で荒くれ者たちの兵士が一気に胃に流し込み、即効で酔えるようなイメージできるバーボンだ。いっきに飲み干せば戦地での恐怖も紛らわせる。そこに甘ったるさは全く必要ない。しかしガツンとくるバーボンの一撃がある。ほんとに気合の入った男前なウイスキー。・・・ちょっと表現が過ぎたが、個性的であるのは間違いない。
今このEvan williamsの他には我が家のバーにはバニラ風味が特徴的でおいしいJack Daniel's、甘味があり飲み易いJim Beamの2つがある。これら3つのバーボンはそれぞれ特徴的でおもしろい。
10月ももう終わりだ。早くも今年もあと2ヶ月を残すばかり。年末に向けなにかとばたばたとせわしなくなってくる。秋が深まり、冬に向かって、ほんとに気が滅入って沈みがちになるが、3つのバーボン野郎どもで気合を入れて残りを過ごしたい。