11月22日、大阪城ホール2日目のコンサートに行ってきた。
やはり年配の人が多い。しかし女性が多いのが目立った。僕の両隣も一人で来ていたみたいな女性だった。彼女らはブラインド・フェイスを聴いているのか、ただのクラプトン好きだったら…と余計な心配も。
オーディエンスは終始座って静かに聴いていた。ブラインド・フェイスを今になって、実質初めてじっくり生で聴けるのはよく考えたら不思議なもんだ。
マディソン・スクエアガーデンのDVDと基本は同じ流れで、とても良かった。違うと言えばドラムスがスティーブ・ガッドだったのと、クラプトンの髪が短くなったことくらいか。
前回のクラプトンのコンサート(同じ大阪城ホール)よりやや音量が小さいと感じた。ただ、前回はなにやら雑音が耳に付いたが、今回はクリアなサウンドで、各メンバーの演奏が分かりやすく耳に入ったのが良かった。
MCもクラプトンが”ありがとう”と言うくらいで、たんたんと演奏をこなすのみ。大英帝国が生んだ天才マルチミュージシャン、スティーブ・ウィンウッドのつんざくような天賦のボーカルがじっくり聴けて、個人的には初めてとなるスティーブ・ガッドの鋭いドラムスも堪能できた。親日家のクラプトンは前回のジェフ・ベッグとの夢の共演に続いて、今回も日本にすてきなプレゼントを届けてくれた。感謝感謝。
あのすばらしい出来のマディソン・スクエアガーデンのそれがそのまま生で聴けたようで、幸せな夜だった。