昨年からとても注目していた日産の次期小型バンNV200がジュネーブモーターショウで公開されるに先立ち、ネット上でその外観が公開された。ずばり、スタイリッシュなデザインで良いと思う。バネット後継となるのだろうか。エンジンは現行バネットより一回り小さな1.6リッターガソリンとルノー製の1.5リッターディーゼルエンジン。ガソリンエンジンでいうとほぼトヨタの現行タウンエースバンと同クラスとなる。注目はそのルノー製の小型ディーゼルだろう。ヨーロッパでは小排気量ディーゼルエンジンはとっくに出回っているが、日本には無い。商用車とはいえ、このディーゼルエンジンが日本でも導入されればある意味ヨーロッパ普及しているディーゼルの真価が体現できるかもしれない。
また、内装やバックのスタイルも気になるところだ。そして、装備などワゴン的なラインナップもあるか、さらに個人的には昨今のオートマ一辺倒の中、マニュアルトランスミッションの設定があるのかどうかも大切だ。
NV200はバネットバン後継だとするとサイズ的にはかなり小さいので、今乗っているキャラバンの買い換えにはたちまち直接リンクはしないだろうが、大いに注目しているクルマ。今ではオートマばかりで、女性やクルマ音痴の男向けのミニバンやワゴンの世の中にあって、バン（商用車）はシンプルが故に実はクルマ好きが求める走りの楽しさやいじれる楽しさが残っていて、貴重なものだったりする。NV200はそんなクルマ好き、またはキャンピングカー好きな人にも今注目の一台である。
