日産NV200バネット 注文

Nv200

ここのブログでも何度か話題に取り上げた日産の新しい小型バン、NV200バネット。2009年の私にとって一番注目で魅力的な新型車だったNV200だが、本日新車を契約した。私には珍しい新車。仕事場にある他のクルマをよくよく調べると今月7月から13年目になることが判明。補助金25万円ゲットというまたとないチャンスを逃すまいという、半ば勢い的なもので、NV200バネットを購入することにした(現行の愛車キャラバンは売却の予定)。グレードはバンのGX、もちろん5速MT。色は悩んだ結果、ブリリアントシルバーにした。一番かっこいいのはブラックだと思うが、車中泊を考えるとタダでさえ内装が鉄板むき出しで暑い。白は水垢が目立って面倒。イメージカラーのブレードシルバーは実車を見るとイマイチだったので、ブリリアントシルバーが一番無難だという結果に。

オプションは助手席エアバッグ、バックビューモニター、フォグランプ、フロアマット、バイザー、ナンバープレートリムで約9万円分、合計205万円から日産ディーラーセールスマンに25万円値引きの180万円にしていただいた。

NV200バネットは注文前にワゴン仕様のSに試乗した。わずか1600ccのガソリンエンジンだが、コンパクトで重量が軽いボディなので、軽快に加速し、乗り心地や静粛性はセレナを少しダウングレードしたような印象。充分静かで乗り心地も良く、バンとは思えない鮮麗された印象だ。さすがに20年以上もの昔に設計されたキャラバンに乗る私からしたらあまりに最新すぎる日産の久しぶりとなる内製バネット。思えば3台キャラバンを乗り継いできたが、以前はバネットを乗っていた。免許を取って初めて運転したのはバネット。1500ccの非力なガソリンエンジンを入りにくいコラムミッションを駆使して坂道では大変だった。それから十数年…、久しぶりにバネットに還ってきた。

新しいNV200バネットはヨーロッパからそのまま持ってきたかのような斬新なデザイン。おかげで荷室長が短いのが致命的で、価格も割高ということもあり、日本市場ではまったく売れていない惨状だ。ファミリーユースなら言うまでもなくセレナを買うだろうし、100%仕事で使うには前述の荷室長の短さが話にならない。このバンには異例とも言えるデザインのかっこよさが皮肉にも仇となり、このクルマのバンとしての魅力を中途半端にしてしまっているが、私のようなヨーロッパ車好き、MT車好き、マイナー車好きで、プライベートと仕事用とで兼用する者にとってはまさに”ツボ”なのだ。

昨年嫁さん用に買ったティーダ。エンジンは同じHR型で、トルクフルなパワーは私には既に定評あり、床(プラットフォーム)も同じ。違うのは柄と足と5速MTであること。この違いが今から楽しみでならない。

24年以上もの昔のキャラバンを乗っている私にはすざましいアップデートとなるわけだが、正直、3200ccの旧世代最後の大パワーなディーゼルエンジンとバスやトラックのようなロングストロークでガコガコと決まるミッションは今ではとてもクラシカルで気に入っているだけに複雑でもあるが、キャラバンには充分乗った。25万円もの税金を奪還できるチャンスはそうはない。これを機に新しく、コンパクトなバネットに戻り、心機一転。納車は約1ヶ月後の8月の初旬の予定。

発売後1年以上も経っているのにも関わらず、まだまだ話題の少ないNV200バネットなので、こちらのブログで詳しくレポートできればと思っている。