ドライブレコーダーを防犯カメラに利用する BP-7000 DR-850RV

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またドライブレコーダーを買った。といっても、クルマ用ではない。既に全てのクルマにドラレコは設置済みだ。今回、ドライブレコーダーを家屋用防犯カメラに利用すべく購入した。

アマゾンでセルオートのBP-7000という機種と16GBのSDHCカードをポチる。BP-7000はマルハマのDR-850RVと同等品のようだ。

さて、ドライブレコーダーを防犯カメラに利用するポイントは、まずは常時録画対応であることだ。数あるドラレコの多くは事故時の衝撃(衝突や急ブレーキ時)を関知してその前後を記録するというもの、もしくは手動で数秒~10秒前後の強制録画が多い。通常クルマの運転ならそれで良いのだが、防犯カメラは特に留守中の時に重要であるから、その長い時間ずっと記録しなければいけない。なので電源投入後ずっと記録し続けられる常時録画は必須となる。

そして、今回BP-7000を選んだ理由の一つにフレームレートを選べること。2fps~15fpsまで設定できる。これはクルマと防犯カメラの違いとなるが、速度の速いクルマの場合は動きをしっかり記録するために、コマ数の多いフレームレートが高い録画が好ましい。事故は一瞬だから、カクカクした動きの荒いフレームレートの低い記録だと役に立たないからだ。しかし、防犯カメラなら(不審者を記録するなら)、それほどなめらかな動画は必要ない。フレームレートを落として、できるだけ容量の大きいメモリーにできるだけ長時間記録することが重要になる。

このBP-7000は32GBまでの大容量SDHCカードに対応していることもポイントだ。ちなみに32GBでフレームレート2fpsの小さめサイズのQVGA記録でなんと10日も連続撮影ができてしまう。大きめサイズのVGAでも5日近く撮影できる。2泊3日の国内旅行はもちろん、画像サイズを小さくすれば海外旅行中もずっと家の監視をしてくれていることができるのだ。(もちろん、容量をオーバーすると最初から上書きされていく)

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購入した16GBのSDカードでフレームレートを最低の2fps、画像サイズをVGAで設定して録画した(16GBだと連続撮影は2.4日。2泊の旅行で留守をしても大部分監視記録できる)。それが上の画像。パソコンにSDカードを装着して、SDカード内のソフトを立ち上げて画像を再生確認できる。我が家の表側の窓から撮影した。表門と駐車場、前の道がしっかり映っている。試しに私自身が歩いて映っているが、カメラ自体は30万画素と平均的なドライブレコーダーのため、人物の顔の描写まではこの距離では不可能だ。色合いなど写りは平均的なドライブレコーダーと比べると良い方と言えるが、どうしても裏にあるカーテンの窓への映り込みはある。

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ちなみに、ドライブレコーダーなので、電源はクルマのシガーソケットから取ることになるので、家庭用コンセントからとれるよう変換しなければいけない。家庭用100Vコンセント用品をクルマの12V用シガーソケットに変換する機器はカー用品店だけでなくホームセンターなどあちこちでたくさんの種類が売られているが、その逆、つまりシガーソケット用車内機器を家庭で使えるような変換器はなかなかない。今回、楽天のZEROAさんというカー用品ショップで画像の変換器を¥3000で購入。なかなか需要が無いのか、オーダー後のハンドメイド商品で到着まで少し時間がかかった。1アンペアまでの製品が使えるが、連続使用は3時間までと記載がある。まぁ、ドライブレコーダーの消費電力はしれているから大丈夫だろう。今のところ電源部はほとんど熱はない。カメラ本体はほんのり温かいくらいだ。とにかく24時間365日使ってみるつもりだ。むしろ、気になるのはSDカードの寿命。24時間365日常に連続書き込みしていることになるから、どのくらい正常に記録できるのか(寿命があるのか)興味深い。

例えば安価なホームセンターでも、それなりの防犯カメラを購入するとなると5万円前後は見積もらねばいけないと思うが、今回組んだドライブレコーダー利用のプランだと、BP-7000が¥14000、16GBのSDカードが¥3500、電源変換器が¥3000だったので、約2万円で済んだ。ドライブレコーダーの広角カメラは広い範囲が撮れるが、これは人それぞれ使い方により、狭く詳細に撮影するか別れるところなのと、30万画素という画質はやはり充分でない点では、この金額でも微妙で判断は別れるだろうが、それなりの安心、精神衛生上得られるものはあると思う。我が家の団地は静かで犯罪も少ないが、まれに団地内で空き巣や不審者情報などで自治会のチラシで注意喚起されることはある。もちろん、このカメラの出番が無いことを祈るばかりなのだが。