マッカートニーⅢ

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今年はコロナのせいで世界中のミュージシャンにもほんとに禍だった。コンサートツアーもままならない中、ポールはそんな自粛期間を利用して彼らしい音楽を生み出した。すべての楽器パートを自身で演奏し、マルチプレイヤーぶりを発揮してくれたマッカートニーⅢ。ビートルズ解散前後のソロ初作品だった「マッカートニー」。当時はビートルズ後期の爆発的なメロディーと打って変わって、やや地味なサウンドに批評家から酷評されたが、ポールの真骨頂とも言える作品は後になって評価された。

ウイングスで再び世界にポールのメロディメーカーぶりを知らしめてから「マッカートニーⅡ」は当時のテクノに影響を受けた面白い作品だった。

そして21世紀のマッカートニーは、まもなく80を迎えるとは思えない衰えぬメロディーメーカーぶりを届けてくれた。

まだまだコロナの収束が見えない2020~2021年の年越し。ポールのメロディで来年を迎えよう。