映画「ボヘミアン・ラプソディ」

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ブライアン・メイがバッキンガム宮殿の屋上から「God Save the Queen」をレッド・スペシャルとコインで奏で、華々しくクイーン・エリザベスの戴冠50週年を祝ったシーンを思い出した。フレディはもう亡くなっていたが、個人的に一度だけ見たクイーンのコンサート、ロンドンのハイドパーク。ステージいっぱいになるほどの大勢のウエスト・エンドのミュージカル俳優達がクイーンのバンドと共演し、フレディ・マーキュリーそっくりで歌唱力もかなりの俳優が在りし日のクイーンを再現した。この映画のライブ・エイドで描かれたように、その時もポール・マッカートニーエルトン・ジョンロッド・スチュワートなど、実績ではクイーン以上の大物が揃う中、もっとも会場を興奮の渦にしたのがクイーンだった。
大物ミュージシャンやバンドの伝記映画は、どうしても監督の思い入れが強すぎるせいか、インタビュー中心やドキュメンタリー的に小難しい内容になってしまって地味になりがちなのだけど、今回のボヘミアン・ラプソディはクイーンの楽曲の良さと、主役フレディ・マーキュリーのパワーがそのまんま素直に出ていて、ベスト盤を聴いているようでエンターテイメント要素が高く、クイーンをあまり知らない人でも充分楽しめると思う。
クイーンは日本で初めて一般の女性に広く海外のロックを認知させ、クイーン自体も日本びいきのバンドでもあったし、この映画はこれからますます国内でヒットしそうな予感。

まぁ、個人的にはブライアン・メイが好きなので、実物よりちょっと軟派な感じのメイが逆に好感持てた。主役のフレディ・マーキュリー役が痩せて小柄だったので、マッチョなイメージのある本人と一番違和感あったかな(笑)あんな出っ歯だったっけw