北欧の不思議 「Young Folks」

Dsagufy8 最近ラジオからやたら流れて耳に付く口笛が印象的なPeter Bjorn & Johnの「Young Folks」。なんだか暖かな今年の冬の日中にぴったりの癒し系ソングが巷でも人気だそうだ。ほんとに肩の力が抜けるようでほっこりなポップソング。バンドは北欧のスウェーデン、世に言うスウェディッシュ・ポップ出身だ。そう言われると納得。実に軽快で親しみやすいスウェディッシュポップはABBAを筆頭に有名なバンドが多数歴史に名を残している。ABBAなんてのは”ポップスの完成系”とまで称されるくらいで、いつも不思議なのはどうしてあの北欧スウェーデンからこんなに良質なポップが生み出されるのかいつも疑問に思ってしまう。北欧と言えばフィンランドノルウェーを含め、福祉がやたら良くて、政治も安定して国民全体の教養も高く、全体の印象としてすごく落ち着いた感がある。どれも人口も少なく厳しく長い冬の季節を持ちながらも、例えばスウェーデンボルボやサーブのような世界的な自動車会社を抱え、お隣フィンランドではノキアのような世界一の携帯電話会社もあったり、小さいながらも世界的な企業を生み出すお国なのがすごい。実際に国民の生活水準は世界最高、国際競争力も上位など、データもそれぞれ高いのである。話は少し広がりすぎたけど、小さなところでは最近日本でも日本人がチャンピョンをとって話題の”エアギター”の世界選手権が開かれているのもフィンランドの首都ヘルシンキで、どうしてこれほど世界的ヒットになるポップスを生み出すのか良く分からないけど、けっこう北欧の人間は音楽好きなのは確かだ。世界的にも英語が上手なのも北欧の人たちの特徴で(よく勉強する)、これも世界的な音楽をヒットさせる重要な要素だと思う。いつかまた第2のABBAが出てくるとしたらやはり同じ北欧から出てきそうな気がする。