ついに京ぽん3登場!? ウィルコム新機種発表会 WX340K

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今日はウィルコムの新機種発表があった。ウィルコム初めてのおサイフケータイ発表は分かっていたが、新しい京セラの新機種ははたしてハイエンドケータイ京ぽん2ことWX310Kの後継機種であるか、つまり京ぽん3であるかどうかがウィルコムファン、京ぽんファンの最大の関心事だった。個人的にもWX310Kは私にとって初めてのウィルコムPHSであり、それまでケータイには関心の無い自分をケータイ好きにさせた名機だ。途中引っ越しで引っ越し先がウィルコム圏外で泣く泣く手放し(後にアンテナが立ち、圏内になりW-ZERO3esでウィルコム復活)、今でも買い直したいと思うくらい思い入れがある。なので、京ぽん3はここずっと多くの京ぽんファン同様ずっと待望していた。

さて、新しい今回のWX340K京ぽん3であったかどうか、結論を言うと私個人的には「YES」である。もちろん、純粋に言えば完璧ではないが、今のウィルコムの状況を考えると意外なほど高機能な機種で登場している。いろいろと予想していなかったうれしいスペックがある。以下、個人的に良い点と、残念な点を挙げてみる。

●手頃なサイズ

薄さはWX330K同様、また最近のケイタイのトレンド通り薄い。でも、薄さばかりで幅は広くて、むしろ手に収めるとなんだかしっくりこないものばかりだ。そういう点では今回特筆すべきは薄さより幅が48.5cmと絶妙なことである。薄ければ薄いほど幅も狭い方が手の収まりがよい。私がWX330Kが好きになれないのは薄くて広いので、手の収まりが悪くてなんだか痛いことだ。そういう点で、今回のWX340Kのサイズは折りたたみケイタイではベストではないだろうか。

●2.7インチWQVGA液晶

これは予期していなかった。どうせまた2.4インチQVGAだと思っていたからだ。VGAじゃないからダメだという人もいるかもしれないが、スマートフォンじゃないのだし、QVGAでOKだと思う。他社ケイタイは3インチ以上が出ているが、筐体サイズを考えると2.7インチくらいが適度じゃないだろうか。

●文字変換「iWnn」

今までWnnはどちらかと言うとAtokなど他の文字変換システムと比べて評判は良くなかった。しかし、他社ケイタイの最新のWnnはずいぶん良くなって評判が良かったから、今回のiWnn採用は地味ながらとても大きな京ぽんの進歩だと思う。早くこれでメールしてみたいもんだ。

●197万画素オートフォーカスカメラ

基本的にケイタイでのカメラ撮影はメモ代わりで割り切っているから、130万画素で充分だと思っているが、オートフォーカスはけっこううれしい。もちろん、画素数アップも良いことだ。最近京ぽんはずっと130万画素だったから、これもひとつの進化だ。WX310K京ぽん2以来の補助ライト復活もうれしい。

●斬新なバックライト

個人的に一番うれしかったのがバックライト、キーライト色かもしれない。これは全く個人の好みで、どうでもよい人には関係ないが、今まで京ぽんウィルコムはオレンジだったり、黄緑だったり、なんだか地味で古い感じのキーライトの機種ばかりだった。今回、ホワイトやブルーのバックライトLEDが採用されているのは驚きだ。それも、カラーによってバックライト色を変えているのがウィルコムらしからぬ気の利きようでびっくりした。個人的にブラックカラーのキーライトはホワイトの文字色にブルーの縁取りは最高にクールだ。これだけでも今回のWX340Kは欲しくなる。

Flash Lite搭載

他社ケータイの待ち受けのアニメーションなどはいかにも最新の携帯電話だなと思わせる密かにうらやましい点だった。今回のFlash Liteは地味なウィルコムのケイタイが一気に垢抜けたようで、ちょっと微笑ましくてうれしい。

以下は残念な点

×サブディスプレイの位置

サブディスプレイが無くなるのは腕時計をつけない私には死活問題なので、サブディスプレイが無くならないだけでもラッキーだったのかもしれないが、やはり今回なぜか裏側に付いているのは残念だ。どうして表面にないのだろうか・・・・。

×ミュージックプレイヤー無し

ブルートゥースが無い、ワンセグが無いのは個人的には許容範囲だ。でも、京ぽん2のようなミュージックプレイヤーが無いのは残念だ。京ぽん2は後にも先にも自分で作ったmp3などを着信音に自由に登録できる希有な機種だった。例えそこまでできなくても、ミュージックプレイヤーは搭載して欲しかった。あと欲を言えばラジオも欲しい。

とりあえず、こんな感じだか、これから発売後自身でホットモックで試してみたり、実際に購入した人の感想次第で良い点や悪い点がそれぞれ前後するかもしれないが、総じて久々に今回のウィルコムの新機種発表は京セラの2機種のみだがどちらも”当たり”だった。もう一つのストレート端末「BAUM」も今までのウィルコムのストレート端末を考えたらいきなり高性能になって意外だった。WX340Kはデザインもシンプルで良いと思う。auの京セラ機のようで、そういう意味では個性が無いが、売るためにビジネスを考えたらこのようなオーソドックスなデザインになるのは仕方ない。

今使っているアドエスは機能には充分満足しているが、いかんせん青耳(W-SIM)の電波の掴みが悪くて困っているので、WX340Kは確実に機種変候補になった。なんだかんだ言っても一番大切なのは電波良好だということ。つながらなければ意味がない。WX320KWX330KのようにWX340Kも電波感度が良いことを祈るばかりだ。早く発売されて欲しい。久々に今回のウィルコムの新機種発表は興奮してしまった。私にとってはWX340K京ぽん3だ。繰り返すが、今のウィルコムの苦しい状況を考えたら、この京ぽんはすごくがんばった新機種だと思っている。