大涌谷の温泉 箱根

Oowakudani

この師走最初の土日は紅葉の混雑が終わって、混雑がなさそうなことを狙って箱根に行ってきた。箱根は過去に一度行ったことがあるが、温泉に入らなかったので、ぜひ日本有数の温泉地、箱根の湯に入りたいと思っていた。今年もいろいろ各地を旅してきたが、2011年はこの箱根で有終を飾ることにした。

久しぶりの大湧谷。以前と違うのは観光客の半分以上を占めるであろう中国人の多さ。とにかくにぎやかだった(苦笑)。

やはりここの名物は黒卵。各地の高温泉の湧く観光地で温泉卵は珍しくないけれど、黒くなるのは箱根ならでは。卵数個で¥500はぼったくりだけど、これは旅の気分が麻痺させる。

肝心の温泉は仙石原の宿でその大涌谷からひいた白濁の極上湯で堪能した。PHは2.0台の酸性泉だが、それほど肌にピリピリしたものでなく、むしろとても柔らかくて肌に優しいようなもの。浴室はそれほど硫黄臭はしない。これは例えば万座や草津の硫黄とはちょっと違う。でも、湯を手ですくって鼻に近づけるとそれなりに硫黄臭がするし、湯上がりの肌に付いた匂いはしっかり硫黄臭がきつい。

箱根八湯とは言うが、山手の仙石原や強羅などは火山性の硫黄臭のする白濁湯。伊豆方面に海側にくだるほど無色透明な湯になるという。とても多彩な温泉地が箱根の魅力。今回初めての箱根の湯は前者を堪能したけれど、次回は箱根湯本などの温泉で楽しみたいと思う。

小田急ロマンスカーも見れたし、有名な富士屋ホテルも見学したりして、箱根を堪能できた。ちょっと今度の正月の箱根駅伝も今までとは違って楽しみが増えそうだ。さすがに関東、特に首都圏にとっての最大の温泉観光地箱根。歴史も規模も恐れ入りました。