ビリー・ジョエルと才能

Nkemntmr
ピアノマンと言えば、僕にとってはビリー・ジョエルとなる。アメリカのピアノマンと言うべきか。イギリスには同じく偉大なピアノマンエルトン・ジョンがいるが、僕はビリーの方が好きだ。ニューヨークの都会的な音楽センスがたまらない。彼の音楽を聴くとニューヨークに行きたくなるくらいだ。
ま、それはいいとして、また新しいビリー・ジョエルのベスト盤がCD店に並んでいた。彼のベスト盤は何枚目になるのだろうか、僕が知るだけでも3枚目だと思う。
タイトルも「Piano Man」だ。たしか、CMで「Honesty」が流れていたが、それの関係で今回のCDが企画されたらしい。
最近はどうなのだろうか、彼の新曲はあまり知らない。ヒット曲もあるのだろうか。僕が強烈に覚えている彼が豪語していたことは「メロディが天から降ってくる」ということだ。ヒット曲を連発していた頃の彼の状態だったのだろう。才能ある人はほんとにそういうことがあるらしい。凡人には分からない。でも、歳をとって、富も名誉も手に入れて満足してしまうと、誰しも若い頃の沸き立つ才能が枯れてくるのだろうか。
アメリカンロック界の巨人、神とも呼ばれるほどのボブ・ディランでさえも、先日自身の才能について「もう枯れてしまった。昔のような曲は生み出せない」と半ば”引退宣言”とも言える発言をしている。
ビリー・ジョエルにしても、エルトン・ジョンにしても、ポール・マッカートニースティービー・ワンダーも、もう数十年前のきらめく宝石のような数々の名曲のような曲はもう作ることができないのだろうか。