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”雲仙地獄” 九州旅行

Unzen

数年ぶりの九州旅行。今回はJTBの新幹線+宿の格安プランを利用した。1泊2日。
レンタカーでフィットを借り、初日は熊本城、2日目は長崎、雲仙温泉を旅した。
国宝四天守は既に制覇し、後は三大名城の大阪城名古屋城は行って、残るは念願の熊本城だった。武者返しの石垣で有名な熊本城。天守は再建されたものとはいえ、広大な敷地に圧巻の石垣と城内にさすがだと感心してしまった。たしかに姫路城の天守はすごいが、城郭全体として見れば、熊本城は日本一の規模だと思った。
夜は博多の中州でもつ鍋を堪能し、翌日は再びレンタカーで長崎に向かう。中学校の修学旅行以来の長崎市内。三菱の造船所を囲んで急な坂に宅地が広がる独特な景観を堪能しながらグラバー邸を散策し、足早に諫早に向かう。行きたかった雲仙温泉。かつて火砕流で多くの死者を出した雲仙普賢岳(島原)の裏側にあたる小浜の雲仙温泉。霧島や阿蘇、別府と並ぶ九州を代表する温泉地。険しい山道を登ると古き良き温泉保養地にたどり着く雲仙温泉。もうもうと湯けむりを上げ硫黄臭が漂う雲仙地獄。もう少し南を行けば霧島の新燃岳の噴火を彷彿とさせる火山活動の常態がここでも見られる。草津温泉万座温泉のような、まさに生きる自然の脅威。
お目当てのお風呂は有名な小地獄温泉館。こんな険しい山地の秘湯にもかかわらず、まるで芋洗いのようなお客さんの多さ。毎週通っているようなファンが大変多いのだろう。これもこの濃い乳白色の湯が温泉ファンを魅了してやまない。火山性の強い硫黄臭、さらに鉄さび臭も感じられ、まるで万座温泉草津温泉伊香保の湯を混ぜたようなお湯だった。万座温泉のような乳白色にエメラルドグリーンの湯とは少し違い、乳白色に暗めのグリーンを混ぜたようだった。
湯上がりぽかぽかというが、それ以上に汗だくになるほどの熱湯。体に強烈に染み入るお湯だった。まさに火山本場の硫黄泉。温泉ファンの王道を行っていた。
私の住む近畿の滋賀にはもっとも遠く無縁のお湯。だからこそ感じるすごい温泉力。火山、台風、地震…、現地の住む人に災いも多いが、得る恩恵も多い。穏やかで無害な自然に囲まれた私の住む滋賀県とは対照的だからこそ、九州の力強い自然とその温泉を通じて感じる強烈なパワーに大いに魅せられる。

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