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インプレッサ試乗

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妹のR1が車検で、代車で最新のインプレッサがやってきた。昨年我が家のティーダを買う時に候補の筆頭であったインプレッサ。結局、インプレッサはFFの5MTがエコカー減税対象外であったこと、3ナンバー車で重かったことなどのマイナスが響き、ティーダと相成った。

さて、実際に3代目のインプレッサを運転するのは初めてだ。我が家はじいちゃんが中嶋飛行機に勤めていた頃からのスバル一家。一度もスバル車が無かったことはない。私も初代インプレッサWRX、2代目レガシィツーリングワゴンを乗っていたことがある。やはりスバルのクルマは特別なのだ。

今回の代車は新色?の珍しいブリティッシュグリーン。フロントは鷹の目ライトがシャープでなかなかかっこよく、リアも個性的で、個人的には嫌いではない。WRCのラリーカーとして攻撃的でとても似合うスタイリングではないだろうか。残念ながらこの3代目インプレッサWRCモデルはすぐに撤退してしまったのが至極残念だったが。

さて、乗り込むとスバルらしからぬ質感が高いインテリア。造形もスバルにしては凝っている。3代目レガシィと同等のインテリアの質感、センスがある。上位のフォレスターエクシーガも同じインテリアを採用しているだけあって、1500ccクラスでは良いインテリアだと言える。プッシュスタートボタンで最近のスバルお得意のメーターが一度振り切る演出。EJ型から新しくEL型へとチェンジされた最新のエンジン。水平対向のデメリットを少しでも改善されたロングストローク化されたというEL15型エンジンはスムーズな吹け上がりだ。

エクステリアもインテリアもかなりスポーティーな雰囲気がある。しかし、残念なことに肝心の走りはとてもかったるい。遅く、鈍いのだ。最新のエンジンも1500ccにしてはあまりに重いボディ、今となっては古い4ATがこのクルマの魅力を半減させている。ティーダと比べると明らかに加速が鈍く、いかにも燃費が悪そうだ。1500ccではこの重いボディを走らせるには役不足で、さらに今となってはCVTと比べ4速オートマがエンジンパワーを効率的に引き出していないと感じてしまう。歴代のインプレッサの方が軽くきびきびと走ったものだが…。

足回りやハンドリングはさすがにスバルといった感じだ。特に足回りは従来のインプレッサからかなり方向転換されたらしく、ソフトになっている。しかし、それは軟弱なものではなく、しっかり感のあるソフトさだ。その辺りのセッティングは絶妙で、このクラスのクルマにあっては別格で、スバルにしかできない芸当だと言える。ティーダのようなひょこひょこと揺れる頼りなく安っぽい足回りとは正反対だ。もはや一昔前のレガシィのような。今までのインプレッサはある程度引き締まった軽快感ある足回りだったが、かなり落ち着いた重厚感ある大人のインプレッサに変わった。

しかし、どうだろう。かつてコンパクトでエンジンパワーも足回りも軽快感あるインプレッサは今や重厚感あるがちょっと走りがかったるい大人のインプレッサになったのは好き嫌いが分かれるところだ。少なくとも私は前者のインプレッサの性格の方が本来のインプレッサじゃないかと思う。私がインプレッサを選ばなかったのも最終的にはその理由にあるのかもしれない。

いずれにしろ、重いボディに古い4ATはあまりに非力で、やはりティーダを選択したのが正解だったのが明らかになった。

この3ナンバーボディの重いインプレッサには明らかに1500ccでは役不足で2000ccのモデルじゃないとダメだ。また、早急にCVTや5速ATが望まれる。

すでにスバルは小さなクルマ作りをやめて5ナンバー車は皆無になり、日本人を見限り、欧米向けの大きなクルマ作りに邁進している。これからもますますスバルのクルマは肥大化していくだろう。

軽自動車から初まった唯一日本らしいブランドネームを持つスバル(昴)。そのスバルが軽自動車を辞め、日本の道路事情に合った5ナンバー車作りも辞め、ラリー活動も辞め…、アメリカでは販売が好調だそうだが、はたしてそれでいいのか…。

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