飛騨・信州 名泉の旅 「平湯温泉」

Ab5cywh5 今回の名泉の旅の最後は奥飛騨温泉郷のひとつ平湯温泉。昔は秘湯と呼ばれたひとつだったが、最近は上高地がマイカー規制になって以来、平湯温泉の駐車場に車を置いて上高地に向かうようになり、すっかり岐阜県側の上高地への玄関口となり賑わって、秘湯とは呼べなくなったらしい。しかし、今回利用した温泉はその平湯温泉の発祥の地と呼ばれ今も秘湯の風情を残す「神の湯」だ。平湯温泉街から安房峠方面に少し行ったところから細い山道を登った所にある温泉。いかにも秘湯と言った自然あふれる場所だ。入り口で料金を払いしばらく上ると男女別の脱衣所の小屋がある。それぞれその横に岩の露天風呂が。白骨温泉の公共野天風呂よりはかなり大きな野天風呂だ。湯はやや濁っている。白骨の白濁したのとは違い、緑または茶褐色の微妙な濁り具合。白骨温泉同様いかにも山の温泉らしいほんのり硫黄臭ただよう。客も少なめで白骨温泉より混んでいなくてゆっくり落ち着いて入れた。温泉成分が濃いせいか、白骨の湯もそうだったが、あまり長湯するには危険な感じがした。でも、とても良いお湯であるのは分かる。大自然を目の前にしながら最後に風情ある平湯温泉の発祥の湯を堪能できた。