スティーブ・ウィンウッドとエリック・クラプトン

Zo2qsauc ここ最近めっきり新譜を買っていない。そんな中、久し振りに買って聴きたいのが大英帝国が生んだ至宝の天才ミュージシャン、スティーブ・ウィンウッドのニューアルバム「Nine Lives」。前作「About a time」もすごく良かっただけに、今回もすごく楽しみにしている。ネットでのレビューも上々だ。
わずか15歳にそのキャリアをスタートした。若干十代にして黒人と間違うくらいの強烈なヴォーカルで世間を驚かせ、天性のメロディーセンスとあらゆる楽器を弾きこなす。彼のトレードマークとなった孤高のハモンドオルガン。ギターを弾かせたら他のブリティッシュギターヒーローに引けをとらない敏腕テクニックの持ち主。まさに天才がゆえのマルチプレイヤーなのだ。
ここ最近はエリック・クラプトンと久し振りの本格的な活動をしている。クラプトンにとって、以前のクリームの再結成は彼のキャリアの中で他のメンバーやファンのための一種義務的な活動のひとつで、今回のウィンウッドと組むのは伝説のブランドフェイス復活とは関係なく、クラプトンがあらゆる意味で尊敬し、羨望する天才ミュージシャンであるウィンウッドとの刺激を求めての重要な活動なのではないかと個人的に思っている。
最近、すっかりリラックスして自身の音楽活動を満喫しているクラプトンにとって、スティーブ・ウィンウッドとの活動はかつての若い頃のような緊張感はもちろん無いが、自身のミュージシャンとしての技量に再びムチを入れるような意味合いがあるのかもしれない。
もちろんお互いは認め合って尊敬し合っている中、人気ではクラプトンが上だが、ミュージシャンとしたらきっとクラプトンにとって彼は上に違いない。
先日のアメリカでのコンサートでは、普段ハモンドオルガンで青筋を立てて歌いまくるスティーブ・ウィンウッドがひとたびギターの神様と今も崇められるクラプトンの横にギターを持って立てば、クラプトンに勝るとも劣らないフレーズをいとも簡単にガンガン弾きまくる。それに触発されてか、クラプトンも珍しく若い頃のような激しいギタープレイを魅せ、クラプトンフリークを驚かせるくらいだったそうだ。
そんなコンサートをぜひ日本でも見れたら夢みたいだ。
今夜は久し振りにブランドフェイスの「Presence ot the Lord」を聴いた。穏やかで流れるようなメロディにウィンウッドの突き刺すような鋭いヴォーカル。それが激流に変わる時、クラプトンのギターが鬼神のごとく迫り、ジンジャー・ベーカーのドラムがたたみかける。本当にすごい曲だ。誰しもそこに”神の存在”を感じるに違いない。

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