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有福温泉 「御前湯」

お出かけ・旅

Gozenyu

温泉津温泉から再び9号線に乗り、浜田方面に戻った。9号線から山手にしばらく入ると「歓迎・有福温泉」の看板が。いかにも昔ながらのひなびた小さな温泉地のようだ。ここは”山陰の伊香保”と称され、山の斜面に温泉街がひしめきあっているようで、有福温泉のそぞろ歩きは階段を浴衣と下駄で上り下りするのが風情がある。

公衆浴場は御前湯、さつき湯、やよい湯の3つあるが、今回は観光客に一番有名な御前湯を利用することにした。階段を上がるととてもレトロな大正時代のような洋館が。実際には昭和3年に建てられたそうだが、まるで大正ロマンだ。中に入るとこれまたレトロな番台が。木の電話ボックスのような番台。入浴料は大人300円。

浴室は中央に小さな八角形の湯船。中央に源泉がチョロチョロと流されている。かなり熱めのアルカリ性単純泉。見事な透明度の無味無臭の源泉掛け流し。とても肌にやわらかく、いわゆる”美人の湯”。まさに天下の名湯の典型と言える。梅雨に入ったばかりの蒸し暑い昼間だったので、汗を流すには良いが、やはり長湯はできず残念だが、ここはぜひ冬場に訪れて御前湯をはじめ後の2つの公衆浴場も湯巡りしたい。

また、このレトロな洋館2階の休憩所にはこの建物や有福の歴史を物語る写真や資料が飾られている。こんなすばらしい公衆浴場と温泉地を作り、残した先人達に感謝したいし、地元の人たちもずっと先もこの古く良き小さな温泉地を維持していって欲しいと願うばかりだ。

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