ここ1ヶ月ほどで見た名作を中心に良かった映画独断と偏見で勝手にランキング(新旧ジャンル関係無しで)。
1:ディパーテッド(レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソン)
2:タクシードライバー(ロバート・デ・ニーロ、ジョディ・フォスター)
3:カッコーの巣の上で(ジャック・ニコルソン、ダニー・デビート、クリストファー・ロイド)
4:レナードの朝(ロビン・ウィリアムズ、ロバート・デ・ニーロ)
5:許されざる者(クリント・イーストウッド、モーガン・フリーマン)
6:ディア・ハンター(ロバート・デ・ニーロ、メリル・ストリープ、クリストファー・ウォーケン)
8:セルピコ(アル・パチーノ)
9:ターミネーター4(クリスチャン・ベール、サム・ワーシントン)
10:フレンチ・コネクション(ジーン・ハックマン、ロイ・シャイダー)
11:レッド・ブル(ロバート・デ・ニーロ)
1:マーティン・スコセッシ監督がついにアカデミー賞を獲得した作品。レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソン、アレック・ボールドウィン、マーティン・シーン。、マーク・ウォルバーグ…など、とにかく超豪華過ぎる俳優陣で、内容も主役級が次々と無慈悲にあっさり殺されていくのがすごい。ハリウッドより、むしろヨーロッパ的。ちなみにこの映画で出てくる”f○ck”の台詞は映画史上タランティーノのパルプ・フィクションに次いで2番目に多いとか…。
2:一度見て、とても印象的だったのでもう一度見た名作。後に続くマーティン・スコセッシ監督とロバート・デ・ニーロとのコンビ作品。現代にも通じる危うい精神性を若いデ・ニーロが見事に演じてカンヌのパルム・ドールを受賞した。少女のジョディ・フォスターがこの頃既にやたら貫禄あるのが見物。
3:今更ながらジャック・ニコルソンの演技のすごさを改めて思い知らされた映画。映画通なら定番の超名作。後にブレイクするダニー・デビートやクリストファー・ロイドはこれを見ればなるほど納得できる名脇役ぶり。
4:ハリウッドを代表する2大俳優の共演。実際にあった話を元にした実話。やはりデ・ニーロの演技がすごい。そして切ない。
5:アメリカ映画協会のベスト100に入るクリント・イーストウッドによる最後の名作西部劇。彼の映画にしてはけっこうすっきり見れる作品。やはりモーガン・フリーマンの脇役ぶりはすごい。
6:ベトナム戦争を舞台にした問題作。ロシアン・ルーレットのシーンはハリウッドの映画史上屈指のすざましい描写。前半のゆったり流れる平和的な描写と、若く美しいメリル・ストリープは、後半に描かれる当時のアメリカ社会の現実的な残酷さを際だたせ強烈な印象を残す。
7:鬼才スタンリー・キューブリックによるあまりにも有名なSF映画の金字塔。映像、音楽、そしてある意味難解なストーリーはこれからも色あせない重要な作品。
8:実際当時のアメリカ警察組織に蔓延した腐敗をを元にした映画。LAコンフィデンシャルなど、この手の映画は枚挙にいとまがないような気がする。アル・パチーノの相変わらずなシリアス、神経質な演技はこの作品でも変わらず。
9:B級的な安っぽい3作目でひどく価値を落とした同作品も、この4作目で本来の価値を取り戻した感じ。エンターテインメントに徹した感じのバッドマンも、クリスチャン・ベールによってシリアスで新たな領域に持って行ったように、ターミネーターも彼とアバターのサム・ワーシントンによって本来あるべきターミネーターに戻ったように思える。
10:名優ジーン・ハックマンがストレートに正義漢あふれて暴れまくる名作。ポセイドン・アドベンチャーも印象的だけど、個人的には悪役の方が良いかも。相棒役のロイ・シャダーは映画「ジョーズ」の印象強すぎ。映画史上あまりに有名な列車を追うカーチェイスは見物。
11:アメリカ映画協会の上位にランクする超名作だけど、個人的には響かなかった。確かに有名ないわゆる”デ・ニーロ アプローチ”はこの映画で有名ですごいけれど、実話を元にしたボクサーの栄光と挫折はなんだか退屈だった。アメリカ人には、このようなアメリカンドリーム的なストーリーはやはり受けるのかな。特に最後の鏡に向かってシャドウ・ボクシングするシーンは印象的だけど。
外出し難い梅雨時期に、これらの名作をお家でじっくり堪能してみては。