七栗の湯 榊原温泉

Tnadsr3k いろいろと有名な温泉地を訪れているが、以外と近場の名湯に行っていなかったりする。それが有馬温泉だったり、今回の三重県榊原温泉だったりする。この連休は日本三古湯のひとつ、和歌山の南紀白浜温泉に出かける予定だったが、前日の大雪で予定が変わった。
三重県久居市にほど近い山沿いのこじんまりした榊原温泉。大きくはないが、清少納言枕草子に記された日本三名泉のひとつとして大変有名だ。「湯はななくり、有馬、玉造」と称され、かつては”七栗”と呼ばれた歴史ある温泉地なのだ。
訪れたお風呂は榊原温泉の源泉を持つ老舗旅館「湯元榊原館」。湯元と言うだけあり、自家源泉を持ち、源泉の湯があるためか、お客さんがとても多かった。旅館の大浴場を泊まり客以外も、9時から18時に限って日帰り立ち寄り湯としてもお客さんが利用できる。大きな内湯と小さめの源泉風呂、露天風呂の3つある。浴室に入るなりほんのり硫黄臭が漂うのが意外な感じがして驚いた。かなりぬるめの源泉風呂はぬるぬるしたアルカリ性。よく言う”美人の湯”だ。腐った卵のような硫黄臭がするのが特徴的だ。三重県で硫黄臭がするのはなんだか珍しい。加温されている内湯はけっこう熱めで、露天風呂はちょうど良く、3つのお湯はそれぞれ違っていて、楽しめる。源泉風呂以外はぬるぬるした感触は源泉と同じだが、なぜか硫黄臭が全くないのもおもしろい。
日帰り湯にしては¥1000と高い。サウナもない。でも、お湯は極上だと思った。特にここの源泉風呂は最高の湯を堪能できる意味で¥1000は高くないと感じる。
来週は白浜温泉、月末は有馬温泉、春は玉造、湯ノ川、皆生温泉に行くつもりだ。そして、夏には万座、草津、川中温泉に行く予定を立てている。日本三名泉、日本三美人湯、日本三古湯・・・、今年で全て制覇する予定だ。