天才ブライアン・ウィルソン

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世の中”天才”と呼ばれる人は何人かいるが、音楽界で”天才”と呼ばれる代表的な人と言えばこの人だろう。ビーチボーイズブライアン・ウィルソンだ。いや、もうビーチボーイズという肩書きは全くいらない。完全に分離している。”元ビートルズポール・マッカートニー”以上に彼は偉大なバンド名と決別できているのではないだろうか。
特に、彼の最近の活動はすごい。去年、ロック、ポップ界の歴史的未完の大作と言われた「Smile」を完成させ、精力的にワールドツアーをこなしている。今度また来日公演もある。あの「ペット・サウンズ」の再現ライブの記憶も新しいのに、早くも再来日公演だ。絶好調だ。若きビーチボーイズ時代、ロック、ポップ史上最高の名作、または問題作とも言われる「Pet Sounds」がファンや身内からも理解されず、精神を患って、長きにわたり隠居生活をしていたが、今は「ビーチボーイズ」ではなく、ブライアン・ウィルソンというミュージシャンとしての最高の時を迎えているようだ。残念ながら彼のその絶好期が来るのはあまりに遅すぎたが、ライブでのペットサウンズの再現、そして幻のアルバム「Smlie」の完成と、ファンにとってはたまらない。
21世紀になってやっと”天才”が世間に理解されたようだ。