山陰湯巡りの旅 湯の川温泉

99m1kisz 玉造温泉から右手に宍道湖を見ながら国道9号線を西に数十分行くと道の駅湯の川が左手に。ここが日本三美人の湯のひとつ、湯の川温泉にたどり着いた。
道の駅のある交差点を曲がり、線路を越えて少し山手に向かうと、「湯元 湯の川」という素朴な旅館がある。玄関に”美人湯”とある桶樽が温泉好きな旅人の心を躍らせる。立ち寄り湯の料金は¥500。時間帯もあってか、運良くお風呂は貸し切り状態。お風呂はシンプルな源泉掛け流し内湯のみ。ある意味、これが一番ベストな温泉だと言える。
入ってみると、これが以外と普通のお湯だった。特にぬるぬるとかつるつるしているわけでもない。無色透明、無味無臭。やはり湯はやわらかいが、特別な特徴はない。湯はやや熱め。直前に入った玉造の湯と似ている。
いつ誰が決めたが分からない日本三美人湯。成分がお肌に良いのか、何かのゆえんがあるのだろう。
湯の川は玉造温泉のような温泉街は全く無く、素朴な田舎にある一軒宿と言った感じだ。和歌山の龍神温泉紀伊山地の険しい山間にあるが、いくつか温泉宿が集まっていて、温泉街が形成されていたが、湯の川は逆だ。また、もうひとつの三美人湯の群馬の川中温泉も同じく一軒宿の素朴な温泉だそうだ。
田舎の一軒宿で、掛け流しの美人湯に一人貸し切りで贅沢な時間を過ごすことができた。