「秋楽」 リキュール

Akiraku

毎年秋になるとビール売り場にはこのような琥珀色に紅葉のよく似た缶が各社ずらりと並ぶ。どうもこのデザイン以外にはなかなか無いらしい。最近は”リキュール(発泡性)”いわゆる第3のビールにもこの手の”秋モノ”が出てきた。今回はサントリーの「秋楽」。ローストされた麦芽で、私の大好きな琥珀のビール。この手のビールには目がない。

以前、同じサントリーで”琥珀の贅沢”という同じく第3のビールがあったが、個人的にイマイチだった。しかし、今回の秋楽はなかなかおいしかった。もちろん、サッポロの「琥珀エビス」にはかなわないが、けっこういける。こんな安い値段で、これだけの味ならすごくお得だ。できたら箱で買いたいくらいだ。

第3のビールは日に日においしくなっているようだ。また増税しないとやばいのではないかというくらい。企業努力というのはすごい。

庶民はある程度”貧乏”なのがちょうど良いと思う。微妙に”不況”であると、企業はがんばって売れるようこのように安くておいしい価値ある商品がどんどんリリースされる。もちろん、それはビールに限ったことでない。ユニクロなど衣料もしかり、牛丼など飲食店もしかり。

特にビールは、普段は安くても充分おいしい発泡酒第3のビールで、そしてたまにプレミアムモルツやエビスなどの本格的なビールでやたら贅沢を感じられる。これって、そんなに悪くない世の中だと思う。