ツェッペリンという怪物が…

Ledzeppelin2

”ロックなブログ”と銘打っている割には、レッド・ツェッペリンの話題はあまり取り上げていない。それなりにロックな話題を論じているが、ツェッペリンのネタが少ないのは、やはりツェッペリンがあまりに恐ろしく巨大すぎるからに他ならない。

若い時は人並みにツェッペリンは聴きこんだもんだ。白人や黒人ほどではないにしろ、若い頃の抑えきれないパワーは自然とツェッペリンのサウンドを欲っした。黄色人種でも、若ければツェッペリンの劇的な薬に虜になる。

しかし、ある程度歳をとるとツェッペリンを聴くにもそれなりにパワーが必要になる。ナチュラルハイな時はいいが、それ以外は時にはお酒を、時には○○が必要になる時がある。

例えばエリック・クラプトンのクリームはもちろん最高のトリオだ。デレク&ドミノスのレイラはファンタスティック!と表現できる、ブラインド・フェイスはスティーブ・ウィンウッド色が強いとは言え、名盤なのは間違いない。ジェフ・ベックだって、ロッドやロンがいたグループはイカすハードなロックで理想的だし、BBA時代のジェフ・ベッググループなんてマニアにはたまらないバンドだった。

でも、ジミー・ペイジがやっちまったレッド・ツェッペリンはそんなすごい連中を全て吹っ飛ばした。あまりにすごすぎて、ペイジの擁するバンド・ツェッペリン号が赤く染まれば彼らのバンドは全てたちまち色あせた。