ウィルコム アンテナ基地局設置

2foqjjhg 12月上旬に設置予定のウィルコムのアンテナ基地局が数日前の11月下旬近所に設置された。自宅から直線距離で300mくらいの個人宅の土地に電柱が設置されていた。いろいろ調べているとかなり専門的な話になるが、4エレメント(4本槍タイプ)第3世代アダプティブアレー基地局だと思われる。画像の電柱に付けられている上から3つ目の箱の電源ケースに”Willcom"とステッカーが貼ってある以外は上2つのユニット(機械)には旧社名”DDIpocket"とあった。もしW-OAM対応アンテナ基地局が8本槍タイプのアンテナ基地局に限られるのなら今回の私の近所に新しく設置された4本槍タイプのアンテナ基地局W-OAM対応ではないと思われる。きっと都会で使われていた中古品”おさがり”なのかもしれない。ユーザーが少ない田舎の場所には4本槍タイプのアンテナに旧型のタイプを持ってくるということか。しかし、DDIpocketからウィルコムにかけての時代の比較的新しい高感度タイプのアンテナだろうから、電波到達距離など性能はきっと良いのだろう。おもしろいのはこの基地局はその土地のISDN回線をひいているのではなく、500mくらい離れた隣の団地の先に設置された既存の8本槍タイプの最新のアンテナ基地局から無線で通信を行う”エントランス中継”というシステムを利用していることだ。画像で言う1番上の箱がそうなのだが、ちょうどその8本槍アンテナ基地局の方を向いている。
今年の前半から何度もウィルコムにアンテナ設置要望をしてきて、これで3つ目のアンテナを設置してくれた。最初の2つはいずれも隣接する別の団地に設置をして、500m〜1km離れているためか、何とか通話ができるほど(電波は圏外に近くかなり不安定)だった。レンタルのホームアンテナを使わないと安定した通話ができないので、再度要望をしてきて、今度はやっと自宅から300mくらいの場所に建ててくれた。距離は充分なのだが、一般的な2階建て住宅が密集する団地で、見通しは良くないので、実際にどのくらいの感度で電波が自宅の屋内に届くのか心配だ。今はまだ設置されたばかりで電源ユニットの箱から電線が引っ張られていない状態なので、稼働はしていないが、早く運用開始してほしい。
もし今度それでも電波の入りが悪くても、さすがにもう要望する気にはなれない。ずっとホームアンテナをレンタルし続けるしかない。普通ならエリア要望をしてもなかなか実現しないのだから、要望して近隣に3つもアンテナを建ててくれたのはとてもありがたいし、感謝したくなる。もちろん、ウィルコムは通信を生業としている会社なのだから、これからも良好な電波を提供する努力はニーズがあればどこの場所でもがんばって欲しい。次世代PHSで通信速度がどうのこうのと話題になっているけれど、それはやはり都会での話。田舎では速度は求めないから、しっかり通話とメールができる環境を提供し続けて欲しいと切に願う。