「ミッドナイト・ラン」 ロバート・デ・ニーロ

Midnightrun

ここ数年、ハリウッド史上最高の演技派俳優であるロバート・デ・ニーロアル・パチーノの作品を過去に見たものも含めレンタルしたり買ったりしたり漁っている。たくさん見てきているつもりだけど、調べてみるとまだけっこう見ていない作品もあったりするので、先はまだまだ長そうだ。

昨年見た中で、とても良かったのがこの「ミッドナイト・ラン」。あまりにおもしろくて良い作品だったので、ブックオフでDVDを買ってきた。

ロバート・デ・ニーロにしては珍しいストレートで痛快アクションムービー。けっこうストレートな内容なので、毎度見ていて安心感があるのだけど、とにかく主人公以外のキャストもすばらしく、連れ回される犯人役、それを追うギャングやFBI、同じライバルバウンティハンター、依頼人の保証会社の人間…、どれも個性的でコメディ要素も満載。

実際に、デニーロ自身が一番撮影が楽しかった映画だったそうで、それを聞けば、現場の雰囲気が映画に出ているような。

監督は「ジョー・ブラックによろしく」のマーティン・ブレスト」という人。調べてみると、私の大好きな作品、アル・パチーノが悲願のアカデミー賞主演男優賞を獲得した「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」の監督だそうで、その後あまり目立った活躍が見られないのは意外なところ。

それにしても、パチーノにしろ、デ・ニーロにしろ、彼らの多いマフィア映画には"Fuck"のオンパレードだったが、今回の「ミッドナイト・ラン」は"Son of a bitch"だらけだった(苦笑)