ファースト・インプレッション「Old Sock」

Old_sock

アルバム表は南米を旅行しているような麦わら帽子のクラプトン、裏面は雪が積もる地でニット帽をかぶった寒そうなクラプトン。なんか両極端で不思議なアルバムジャケットだ。共通しているのは、ずいぶんじじい臭くなった3大ギタリスト、エリック・クラプトンだ。前作、クラプトンは端正なジャケットだったが、サウンド的には続編のような、カバー曲中心のアルバム。今回もポール・マッカートニーやスティーブ・ウィンウッドなどの大物や、おなじみのスティーブ・ガットなど、リズム隊も強力だ。個人的には前作よりもけっこう好きかも。見た目の衰え?にもかかわわらず、ボーカルの衰えは一切感じない。ギター云々は専門家に任せるとして、いずれにしても、大人の、玄人好みの作品。歳をとれば染みいるような佳作なのだと思う。