Jack Daniel's  ジャック・ダニエル

Jack

ウイスキーを飲まない人でも一度は見たことがあるだろうこのブラックラベル。ジャック・ダニエルは私がもし無人島で唯一持って行っていいウイスキーが一本だと決められたら、必ず有力な候補になるウイスキーだ。ハリウッドの映画を見ていると、決まって出てくるのがこのウイスキーだ。それも、多いのが堕落したり、アル中になったような野郎が必ずと言ってもいいほどこのボトルを手にして、そのまま口にして飲み干している。まさに男のバーボンだ。正確に言うと、ジャック・ダニエルはテネシー州で作られるウイスキーで、ケンタッキー州で作られるバーボンではないのだが(テネシーウイスキー)、そんな細かなことはどうでもいい。ジャック・ダニエルはまさに絵に描いたようなヤンキーのバーボンなのだ。

私も、常に手に取っていたいボトルがこのジャック・ダニエルで、うまいのはもちろん、なんだか親近感がある酒なのだが、その理由は、バーボンながらすっきり飲みやすい味という一面があるからだろう。バニラのような独特な甘みがある。たとえば、ワイルド・ターキーのようないかにもバーボンのガツンと来る強烈な味でもない。ブラックで力強いラベルとは裏腹なバニラの女性的な味が表面的にあり、後からしっかりバーボンの力強い味わいがある。こんな二層的な味の魅力がジャック・ダニエルが普遍的なウイスキーの地位を保つ所以があると個人的に感じている。

特にこんな暑い夏の時期は、ビールを片手に、そしてジーンズのポケットにはジャック・ダニエルの小瓶が…、ギターを抱えてブルーズをひたすら奏でる…。私の思う理想的な暑い夏の過ごし方は、まさに怠惰でアメリカンなイメージが似合う。

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