コーラル DX-3

Ofrgmqag 久しぶりに倉庫からCORALのスピーカーDX-3を出してYAMAHAのモニタースピーカーNS-10Mproと入れ替えた。NS-10Mより二回りほど大きい3WAYバスレフ式スピーカーのDX-3。デジタル時代の80年代に作られたオーディオ衰退期の頃のCORALのスピーカーだ。CORALは知る人ぞ知るマニアックなスピーカーメーカーで、このスピーカーは確かハードオフのジャンクコーナーで¥2,000で手に入れた。なんと傷ひとつ無い完動品だ。以前はハードオフでもジャンクコーナーはかなりのお宝がよくあった(最近はめっきり無くなってしまった・・・)。
ドーム型ツイーターとスコーカ―から放たれる透き通るような大変美しい高音と、やや弱いながらも硬質感と輪郭ある低音が特徴的だ。なので、中音がモノ足りないかもしれない。NS-10Mはモニタースピーカーだけあって、またYAMAHAの”ナチュラルサウンド”らしく聴いていても疲れない自然な音だが、このコーラルのスピーカーはとても個性的だ。
でも、このサウンドはコーラルがデジタル時代に対応した80年代に開発されただけあり、硬質感あるデジタルサウンドにとても相性があると思う。特に私のようなCD世代の人間には古い名機と言われるスピーカーよりこちらのコーラルのスピーカーの方が良さが分かり易い。
このDX-3はややウーファーが小さい。お勧めはその上のDX-5。もちろんDX-7なら最高だけど、DX-5で十分だと思う。とくにDX-5のブラウンモデルは木目とゴールドパーツが眺めているだけも満足できるほど大変美しい。音も最高に美しいし、低音の迫力もある。現存するスピーカーは重要文化財に指定すべきと思うくらいコーラルはすばらしい。