ANAのCM ELO ”Mr.Blue Sky”

Cm_sumb_b_45_01

今夜近くの温泉施設のサウナに入っている時に見たTVCMのANAのCMには耳を奪われた。エレクトリックライトオーケストラの名曲「Mr.Blue Sky」をBGMにしたCMはとても心地良く印象的だった。以前も井上陽水の曲を使ったCMがとても印象的だったが、原油高騰など厳しい航空業界の中、ANAは健闘している。CMを見ていてJALと比べて会社の状態がいろんな意味で良いのだなと思う。例えば最近の携帯電話会社のソフトバンクauの対比を見ても分かるが、CMが表す会社の状況はとてもわかりやすい。印象的で好感のあるCMの効果で会社の業績が良くなるのはもちろん、その会社が良いからこそCMの質も良く視聴者の好感度を上げるというのもあると思う。今のANAはまさに後者だと思う。

それにしても最近の航空業界はひどい。原油高騰による燃料サーチャージはあまりに酷だ。バカバカしくて利用する気になれない。関西国際空港JALの大幅減便はニュースになっている。仕方ないと言えば仕方ない。私がロンドン行きに何度か利用したJAL421便も廃止されるそうだ。関空はこれでロンドン直行便がなくなるという、あまりにお寒い状況になる。そもそも、関空は大阪からあまりに遠く、ほとんど和歌山の空港だ。誰が最初にそんなことを考えて、また何でこんな事がまかり通ったのだろう。伊丹空港が重宝され、挙げ句の果てに神戸に空港が新設された。関西に3つも空港が。誰が考えても愚の骨頂としか言いようがない。もちろん、成田空港もそうだ。東京(首都)からあんな離れて不便な空港はあったもんじゃない。早く羽田空港に長い滑走路をどんどん新設して、第一の国際空港に変えなければいけない。本当に日本の空港行政はお粗末すぎる。お隣の韓国は計画的に仁川空港(インチョン)をアジアのハブ空港として立派な存在となり、今ではアジアの旅客だけでなく、物流の拠点として重要な位置を占めている。世界のエアラインは利用料が世界一高くて貧しい施設の日本の空港を通り過ぎ、韓国を利用している。地方に無駄な空港をたくさん作り、案の定どこも閑古鳥と化し、金食い虫として地方の財政赤字に大いに貢献する。ハブ空港を軽視して、世界から笑いもの。日本の政治家と官僚の無能さは底無しだ。