サントリー ALL-FREE

Allfree

今年は暑くて、ビールの売れ行きが良いらしい。年々ビールの売り上げが減っている中、今年は久々によく売れているらしいが、それ以上に活況なのはノンアルコールビール市場だそうだ。

キリンのフリーがヒットしたが、今回サントリーが出したオールフリーというノンアルコールビールは一時販売休止になるほどよく売れたそうで、今回試しに飲んでみることにした。

普段、一晩に飲む酒の量は半端ではないので、がんばって必ず週に数日休刊日をもうけているが、そんな日に飲みたい時はノンアルコールビールで喉を潤すことにしている。

おいしくなったと言われるノンアルコールビール。確かにおいしくなったと思うけれど、やはりノンアルコールビール独特の味というか、クセがある。キリンのフリーもその独特な味がしっかりあるけれど、それと同じくらいビールに風味があって、結果おいしいノンアルコールビールだと思う。(当たり前だけど、あくまでビールとノンアルコールビールは似て非なるモノ)

そして今回のオールフリーだが、このノンアルコールビールの特徴はカロリーゼロと糖質ゼロという点。そのせいなのか、すごくすっきりあっさりした味。ノンアルコールビール独特のクセが少ないけれど、ビールに近い風味も少ない…と言った感じ。フリーのようにビールの代わりになるかと言われたらちょっと分が悪い感じがする。だからといって、下手なノンアルコールビールと違いまずいわけではなく、スポーツの後とか、すっきりしておいしくグビグビ飲めると思う。

最近、何かとノンカロリーだとか糖質オフとかそういう商品がもてはやされているように思うけれど、せっかくおいしいビールを飲むのに、そのビールのおいしさを削ってまでノンカロリーとか糖質ゼロとか要らないと思っている。

でも、これから普段もっとノンアルコールビールが身近に、例えば仕事の休憩時間や缶コーヒーの自販機で売られるくらいになれば、カロリーとか糖質とか、ちょっと健康に気をつかう要素も大切になってくると思う。

そういう意味で、サントリーの今回のオールフリーはこれからより受け入れられていくのかもしれない。

また、それ以上に、ノンアルコールビールで飲酒運転が減れば理想だ。実際未だに飲んで運転するとんでもない輩がたくさんいるようで、何の罪も関係もない人が殺されるような悲劇が少しでもなくなればいいのに。