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WBC侍ジャパンこと日本チームの優勝は暗いニュースの日本にあって、久々に国民全体が沸いた良い出来事だった。しかし、ここ最近むかつくニュースばかりだ。特にひどいのが民主党小沢党首への単なる嫌がらせとも言える検察の不当な秘書の逮捕と起訴だ。民主党への政権交代を阻止する明らかな検察の不正だ。古くはロッキード事件から始まって、鈴木宗男ライブドアなど、検察権力の誤った暴走は相変わらずで、ひどい。今回の小沢一郎への不当な嫌がらせは自民党の仕掛けなのか、いつもの宗主国アメリカからの圧力によるものなのか、どこからなのか分からないが、いったい何が検察を操っているのだろう。また、未だにそんな事実にも気づかない国民の小沢党首への”辞めるべきだ”が多い世論調査の結果にも情けなくなる。国民も相変わらず事実を知ることのできない程度の低さは北朝鮮を笑うこともできない民度の低さだ。私の生まれる以前のロッキード事件から何も変わっていない。国民の無知無能は政治家の無知無能と同等である。
一応民主的な先進国でありながら、これほど同じ党が長年政権を担うのは異常だ。中国や北朝鮮を笑ってられない。何とも呑気で鈍感な国民だ。民主党もたいがいだらしなくて頼りないが、長年の政権を担ってきた自民党既得権益のしがらみでもはやどうしようもない。私であっても、だれであってもこれほどの権力の座にいれば誰しも腐敗は免れない。だから、例えダメダメな民主党でも自民党より遙かにベターなのである。特に、民主党政権交代の一番の目的を掲げるこの国の悪しき官僚支配から政治家の国家運営への転換が一番大切だ。政権交代によってこの国の諸悪の根源、官僚という国家公務員、役人どもを駆逐するのがこの国の一番の処方箋であるのは誰が見ても明らかだ。

さてさて、今回のブログの本題の前にずいぶん関係の無い話が長くなってしまったが、同じくらいむかつくのが、ラジオのオンエア曲の流し方だ。保険や車・バイクの買い取りばかりのCM、インチキな健康食品やダイエットサプリのショッピングばかりのラジオには公共の電波なのに酷い内容にはほとほとあきれるばかりだか、せっかくの名曲を流してもそれを台無しにしてしまう。今夜もクルマで聴いていたシカゴの「25or6to4」のあの最高なテリー・キャスのギターソロが途中カットされて流されていたのには愕然とさせられ、怒りを覚えた。あのジミヘンも一目置いた彼の鬼神のようなギターソロはシカゴを一躍スターダムにのし上げた25or6to4の主役である。全てのロックファンの耳を釘付けにするエキサイトで麻薬的なギターソロ、後半ワウワウに乗せた官能的なフレーズは世界のエレクトリックギターソロ史上5本の指に入るだろう。そんな肝心な部分を削ぐラジオ局の行為は信じられない。もはや犯罪だ。いくら時間が長いとはいえ、許されない。同じことは例えばザ・ナックの「マイ・シャローナ」でもよくある。80年代にしては珍しいキャッチーなメロディと長いギターソロはロックファンを虜にするが、そのギターソロを途中カットして短縮版として流すFMラジオの行為は許し難い。
今回は国家的なスケールの大きい不満から、日常の何気ない不満まで、しかしどちらも怒りを覚える許し難い不満をぶちまけてみた。