インターナショナルビアカップ2019 in 松本

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今回部門別最高の金賞を受賞したincredible DIPAを改めて飲む

先日世界的権威のあるビール品評会インターナショナルビアカップ2019が松本市で開催された。日本では東京、大阪、横浜以来とのことで、松本市のような地方都市では初めて。もともと松本はバーの町として、人口比で日本一バーの数が多いことで知られ、首都圏からでもわざわざ特急あずさで日帰りで飲み歩きに来る人もいるほど。コンパクトな街で本格的なオーセンティックバーが点在していることもあり、飲み歩きしやすいようだ。

特に昨今地元のクラフトビール、松本ブルワリーや信州クラフトビールフェスタ開催など、ビールも盛り上がってきたことも評価され、異例とも言える国際的ビール品評会が松本で開催となったわけだ。

世界からビール審査委員が松本に集結し、1000種類もの世界中のビールを鑑定。聞くところによると、最初の段階でほとんどが飲まずに色と香りだけで落とされるという。わずかに残った銘柄だけで世界屈指のビアテイスターの喉を通り、最終的に栄誉ある各カテゴリーの賞が決定されるという。私のような素人には飲まずに分かるか!と怒りにも似た疑問を感じざるを得ないが…、とにかくすごい世界だ。

今回そんな厳しい審査の中で、地元の松本ブルワリーのビール「Incredible DIPA」がD.American Heritageという部門で(よう分からんw)で最高賞の金賞を受賞したという。最初、地元に花を持たせたんじゃないか、賄賂的な?など勘ぐりしてしまったが、ブラインドテストとのことで、まっとうな実力での賞となった。

ただでさえ松本のような地方都市でこのような国際的権威あるビール品評会が開催されることだけでもすごいことなのだが、地元のクラフトビールが最高の栄誉を獲得したことはほんとに嬉しい。特に日頃飲み親しんでいる松本ブルワリー、彼らの生い立ちや苦労を身近に知っているので心底嬉しい。そして個人的にお気に入りの松本駅チカにあるマイクロブルワリーBacca/麦香ブルーイングさんもベルギーフルーツビア部門で銅賞を受賞とのことで、こちらもすごく嬉しかった。

信州は全国2位の蔵元数を誇る日本酒の県でもあり、お隣山梨の甲州と並んで日照時間や晴天率に恵まれ信州はワインも盛ん。そして日本で本格的に地ビールからクラフトビールというのを認知させた「よなよなエール」のヤッホーブルーングをはじめ、信州はクラフトビールも国内屈指の多さ。ビールが本格的に盛り上がってきて、そして世界的にもお墨付きをいただける実力あるビールが出てきた。

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さっそく記念グラスで家飲み。ただし節約発泡酒で…